ほとんど家にいないパパがいると、そうたは猫をかぶる。
一緒にお風呂入るときなんて、パパのパンツやタオルはもちろん、自分のタオルや私のパジャマまで畳んで用意してくれる。
それをみたパパは「そうたはいつもえらいなー」と賛美する。
それを素直に見られない私が小さいのだろうか。
野菜たっぷりのお味噌汁をすすめると、激おこだったのに、パパが帰宅し食べはじめると「おいしそー!そうたもたべたぁい」つってた。
同一人物と思えない私が小さいのだろうか。
ほんと、猫の着ぐるみの効果は絶大。
そんな鉄ヲタパパが
「いいかそうた。うちには年始に必ず鉄道博物館にいくというしきたりがある」
と元旦。
で、行ってきました新年早々。2日ね。
ざっと栃木にきてから4年連続。
今はコロナで発売停止になっているが、年パスもあったので、年始に限らずそれはもう何度も何度も。
20回以上はいってる気がする。
ほんと、飽きるから。
微塵も興味のないわたしがいったって、ほんと飽きるから。
私が行ったって、荷物持ち、撮影クルー、お支払い係、そのくらいしかやることない。
ほんとふたりでいってきて。
という抵抗虚しく、毎回駆り出される。
去年は「そうたの喜ぶ顔がみれるよ」というと、そうたファンの祖父母がついてきてくれた。
祖母に関しては既に3回以上は付き合わされているはずだ。
そして本年。
お誘いしたが、食い気味に断られた。
そりゃそうだ。
親の私でさえ、本気でお断りしたい。
今、前日までセブンでチケットを入手しなければならないのだが、おかげで前日から鉄道モード。
うきうきのふたりは「500系ってねー」「C57 135号機ってねー」って熱いトークをしてた元旦。
ヲタク、こえー。
ほんとふたりでいってきて。
で結局、白目を剥きながら鉄道博物館にいくんだけど、この鉄道博物館あちこちに腰を下ろして休憩できるスペースがある。
たいてい、運転に疲れ切ったであろうパパさんたちがぼんやり座って家族を待っている。
一通り撮影クルーの使命を果たしたら、帰り際のお支払い係まではわたしもここに避難する。
ほんとふたりでいってきて。