こんにちは!そうたです。

今日は「日本の少年サッカーのキーパー育成課題について」書きたいと思います。


いきなりスケールがでかい話題を扱いますが、温かい目で見守ってください。笑


僕自身、現在は社会人サッカーの選手としてプレーしながら、お世話になった人のもとでキーパーコーチと小中学生のコーチをしています。


今までコーチや選手としていろいろな経験をさせてもらってきましたが、その中で見えてきたキーパー育成の課題について今日は書いていきたいと思います。



その1

「キーパーコーチが少なすぎる!」


そもそもコーチが少ない!

これがいちばんの課題だと思います。いろいろなチームを見てきましたが、キーパーコーチの少なさには驚いています。


キーパーコーチがいるチームといないチームでは、キーパーに対して教えられることの幅がかなり出ます。


基本的なポジショニングやセービングの技術など、キーパーコーチにしか教えられない事はたくさんあります。


チームによっては週に一回キーパーコーチを招いたり、選手をキーパースクールに通わせるところもあるそうです。

キーパーにとってはすごくプラスになるいい試みだと思います。


キーパーの僕からすると月一回でもすごく上達する気がしますし、何より楽しいです!笑


そういう試みをするチームが増えるとすごくいいと思います。



その2

「コーチたちのキーパーへの理解が足りない」



仕事柄、中学生や小学生の試合をよく見るのですが、キーパーに対しての理解が少ないコーチがいます。(もちろん素晴らしいコーチングをするコーチもたくさんいます)


キーパーに対しての言葉でよくあるのは、

「キーパーちゃんとやれ!」

「キーパー前に出ろ!」

「その判断はないよ」

などです。


場面にもよりますが、僕から見て

「今のはキーパーの責任じゃないな〜」

「今前に出ろって言ったけど難しくないか?」

「いい判断したのになんで怒るんだろう?」


と思う場面が今までたくさんありました。



キーパーを経験したことのないコーチは、キーパーに対して決めつけてしまう傾向にあると思います

これはキーパーに限らずですが、指導の中で選手に決めつけてしまうと、その選手は型にハマったプレーしかしない選手になってしまうと考えます。


僕が意識しているのは、「選手の意見を聞いて、会話する」ということです。例をあげてみます。


例:前に出なかった選手に対して


コーチ:「さっきのプレーはなんで前に出ない判断をしたの?」


選手:「味方のカバーが間に合っていたので出なかったです」


コーチ:「確かにそうだね。ただ、結局どうなった?」


選手:「味方の体制が悪くて、クリアミスから失点した


コーチ:「2人のうちで状態が良かったのは?」


選手:「僕の方です」


コーチ:「そうだよね。じゃあ、あのプレーはキーパーがクリアしてあげたほうが良かったんじゃない?」



これはほんの一例ですが、キーパーの考えを聞いて会話することで次どうすればいいかが明確になると思います。ポイントは笑顔で聞くということです。




いかがだったでしょうか。キーパーについては奥が深いのでこれからもたくさん扱っていきたいと思います。


偉そうにつらつら書きましたが、僕自身まだまだですし、勉強不足だと思います。これからもいい指導ができるように努力し、沢山の人の役に立てればいいなと思います!


このブログが誰かの参考になれば嬉しいです。



本日も読んでくださりありがとうございました!😊