米原です。
ここでJR東海が終わり、JR西日本に入ります。
JR西日本では米原〜神戸駅間の東海道線に路線愛称をつけています。米原〜京都駅間が「琵琶湖線」、京都〜大阪駅間が「JR京都線」、大阪〜神戸駅間が「JR神戸線」です。路線愛称というのはわかりやすく言えば上野〜東京駅間の「上野東京ライン」のようなものです。上野東京ラインは東北本線の路線愛称です。旅客案内上では路線愛称で呼ばれるものの正式名称は違うというパターンです。
※JR神戸線は神戸よりも先でも呼称されます。


米原始発琵琶湖線JR京都線、JR神戸線直通新快速姫路行きです。
新快速はこの路線の普通・快速列車の最速達種別です。
新快速はそもそも国鉄が1970年に京阪神地区の東海道線・山陽本線で運転を始めました。中央線快速電車で既に導入されていた快速よりも速い種別という意味の種別は「特別快速」とされていたので京阪神においても「特別快速」で運行する見通しでしたが、新鮮さを出すという目的で「新快速」になりました。
現在ではJR西日本が京阪神アーバンネットワークでの複々線を利用した相互接続、圏外へのアクセス向上、JRの在来線ではトップクラスの130キロの高速運転、転換クロスシートを用いた高品質サービスを提供する列車として運行されています。
今後は12両編成の新快速を対象に1両にAシート車を連結し、さらに付加価値の高いサービスを提供する予定です。

英語表記は当初は「New Rapid Service」でしたが、英語表現的に問題があるとして、「Special Rapid Service」に改められています。


米原はJR東海とJR西日本の切替駅としての役割のほかに北陸本線と東海道線の乗換駅としての役割もあります。金沢に向かう名古屋からの特急しらさぎ号はここから北陸本線に入ります。(大阪からの特急サンダーバード号は山科から湖西線周りで北陸本線に入ります。)新快速の一部も敦賀まで直通運転を行っています。


米原駅は近江鉄道も発着しています。
近江鉄道は関東の西武鉄道のグループ会社で、この車両も西武からの譲渡車です。見覚えがある方、多いのでは?


米原始発の関空特急はるか号もいました。
米原始発は珍しいです。


新快速は順調に駅を飛ばして行きます。
米原を出ると彦根、能登川、近江八幡、野洲、守山、草津、南草津、石山、大津、山科、京都、高槻、新大阪、大阪、尼崎、芦屋、三ノ宮、神戸、明石、西明石、加古川、終点姫路の順に止まります。
本当に主要駅に停車駅を絞っていてほとんどの駅は通過です。

大津駅の写真ですが、滋賀県の県庁所在地とは言えども京都市と近すぎて県庁所在地感がしないです。京都市と大津市は日本一距離の近い県庁所在地です。


快適な転換クロスシートに座っていたらいつのまにか大阪に着きました。
さすが、大阪駅は大きいです。


大阪では阪和線に乗り換えます。
大阪環状線を少し回って天王寺から阪和線に入る関空・紀州路快速に乗車します。
写真は一本前に来たユニバーサルシティ方面の列車だそうです。車両が古そうなのもそうですが、塗装がガチすぎて笑ってしまいます。

次回は!
関空・紀州路快速に乗ります。
関空快速のここが問題!
大阪市内もよく見えました。
お楽しみに。