街はもう桜は終わったけれど山は少し遅くて、

今年も力いっぱい花を開いたかと思うと、慌てて散ろうと、

風がふくと乗じて花弁を振りまきます。

 

今日も晴天。青い空に山桜の花吹雪が舞います。

2階のベランダに出したマルさん(内猫)もクルクル方向を変えながら

舞う花弁を見上げますが、そこはネコ、人間が「美しい」とか「儚い」とか

思うことなどお構いなしに、クルクル舞うのが楽しくて仕方がない様子。

 

散り終わると待っているのは、敷地一面に積もった(へばりついた)桜掃除。

そんな後始末が脳裏に浮かんでは消えながら、青、緑、薄桃が紡ぐ

年に一度の美景を眼に、ぼんやり佇んでいます。

 

マルさんは相変わらず散る山桜の花弁を追いながら、

少し自分に近づいてきた弁にパンチしています。

 

ネコに掃除は無関係ではあるものの、

先のことを考えて、今の心地よさを削るのは、

人の悪いところ。

 

そんなことをマルさんのパンチを眺めながら、

感じる午後なのでした。