初・富士登山。
しかも、山小屋の予約が取れず、日帰り登山でした。
これは…これはやべぇ予感がするぜ…( ; ˙꒳˙ )
金曜日の夜、子供たちを実家に預けに行って、寝かしつけたとこで富士山パーキングへ出発。
0:10 【パーキング到着】
まだかなりの空きがあって、シャトルバス近くの場所に駐車することが出来ました。
乗り場の位置を確認して車に戻って仮眠。
1:50 【旦那が動き出して起床】
と言っても、私も外の音とかこれからの事とかで中々寝付けなかったですが笑
身支度整えてバス乗り場へ。
2:10 【バス乗り場に並ぶ】
私たちの前に20人近くが並んでいて、座ったり寝転んだり、それぞれに楽な姿勢でシャトルバスを待っていました。
それから10分するかしないかで私達の後ろにもあっという間に50人以上が並んでいました。
あの時間に並べなかったら、始発は乗れなかったかも…
2:50 【シャトルバス出発】
始発は3:00発予定だったんですが、それより前に、補助席も全部使って満車になったので、予定より早く出発。
3:20 【富士山五合目パーキング着】
さすがに少し寒くてダウンを着込む。
装備を整えていざ入山!!!
夜景がとっても綺麗で感動しました。
5:10 【六合目と七合目の中間地点で御来光】
砂と砂利に足を取られながら登る。
いつ六合目を通り過ぎたか気付かなかった…。
そして初っ端に左足付け根の筋を痛めたらしい笑
めっちゃ痛い…!
(ちゃんとストレッチはしたんですよー?)
既に帰りたくなりながらも、登らなきゃ帰れないからね。
辺りが明るくなってきた辺りで一度休憩して御来光を拝みました。
5:44 【七合目到達】
長い…長いよここまでが…既にぃ…!!!
この辺りからゴツゴツした岩場を登っていく感じに。
足場が硬い分登りやすい。
でもキツイ…!!!そして足痛いっつのぉ!!!
旦那にロキソニンを貰う。
効いてくれれば良いのだけれど…
7:50【八合目到達】
七合目から2時間ちょい…
ここで程よい時間なので母に連絡。
ちび達は朝ごはん食べてるとのこと。
私ももう少ししたら食べようかな。
富士山登ってる人が「鮭おにぎりが最高に美味しい」「ウィダーが銀座の寿司より美味しい」みたいに、富士山で疲れた体に入れるエネルギーがとても美味しいとの情報を色々得てるので、私もそれを試したい!その為に頑張る!!!
でも帰りたい!!!!!山頂はまだか?!!!!
9:15 【標高3,200m地点】
八合目が3,020mらしいので、そこから85分かけてやっと180m登ったと言うこと。85分かけて180m。
ここでご飯休憩。
鮭おにぎりさんのお味やいかに!!!
わぁ!!!普通!!!何の変哲もない鮭おにぎり!!!食べ慣れた味!!!
それからソーセージパンも食べましたが、やっぱり普通の味でした。お寿司の方が美味しい笑
登ってる時は汗だくで暑くて仕方ないのに、休憩してると寒くて、陽向に移動しちゃいました。
そしてご飯食べたら急に眠気が襲ってきて…一瞬落ちてました。危ない。
パンパンのパン(は???)
10:10【本八合到達 3,400m】
今まで「六合目、七合目、八合目」ってきてたのに、ここに来て「本八合」さっきの八合目って何???嘘???
ここから八合目がやたら刻んで来るんですよ…
旦那も「ここからが本当に長い」とか脅してくる。
頼りのロキソニン大明神も効かず、足も痛いままです。
「おまっ!!!ふざけんな!!!」って悪態つきました、富士山に笑
でも、登るしかないのでね。
10:40【八合五勺 標高3,450m】
試してくるよォ…山がよォ…急な「8.5」ですよ。
今なら笑っちゃうけど、全然微塵も笑えなかった。
看板に「九号目 500m 35分」「富士山山頂 900m 70分」て書いてあるんです。
もう山頂まで1kmも無い。
だけどこっから1時間以上も掛かる。
またしても旦那が「九号目は永遠」とか言ってくる。
やめろやめろ!!!!!聞きたくない!!!!!
もう七合目過ぎたあたりから富士山に喧嘩売って登ってました。
11:20【九合目 標高3,600m】
「ぎぃぃぃ!!!!!」「まだ着かない!!!!!」「でももう完全に麓より山頂のが近い…」って言いながら登ってました。
山頂は見えてるんです。ずーっと山頂は見えてる。
なのに辿り着かないんです。なんで???
九十九折のカーブに差し掛かる度にゼヒゼヒしてる呼吸を整えて、足を引きずりながら登る。
でも本当に、ゴツゴツ岩を登る方が楽。
旦那も所々で待っててくれてて、ほんと、ありがと。
一人で登ったら多分あと60分~90分は早く着けたろうに…
「あと400mだ!!頑張れ!!」って、欲しかったのはそれよ。
その応援よ。前向きなやつ。
11:45【山頂まで残り200m】
おそらく山頂まで最後の看板の位置。
九号目辺りから風がめちゃくちゃ強くて、帽子のつばが前から横から「ベコォ」って顔にかかってきて、鬱陶しいことこの上ない。
でも帽子脱ぐと日差しが痛いので我慢する。
それでもこの風が「邪魔してる」ってよりは「じゃれてきてる」って感じたのは、やっぱり富士山には呼ばれてたんだなって思うから、それも励みにもうひと頑張り。
待ってろよ山頂ぉ………
12:10【ついに富士山山頂!!!】
つ、つ、着いたーーー!!!着いたよーーー!!!
あ"ーーーーーーー長かったしんどかったキツかったーーーーー_ノ乙(、ン、)_
よく登ったけどもう足が限界…痛い痛い痛い…
ひたすら左足付け根が痛くてしんどい。
でも取り敢えず登ったぞ…富士山登ったーーーーー
それから久須志神社にお参りして御朱印を頂戴しまして。
旦那が「奥宮までは行きたい」とのことで、それは勿論それも今回の富士登山の目的でもあるし「行きましょ?」と言ったはいいけど、また20分程掛かるって。
往復40分。
お参りと御朱印で15分。
足の具合もみて90分しないくらいだとして。
現在時刻12時30分
シャトルバス最終18時30分
下るのに約4時間
てことは、かなりギリギリ???
って事で、また死ぬ気で奥宮まで行って、お参りして御朱印頂いてお守り買っておみくじ引いて。
本当は売店でも見たかったけど、そんな余裕は気持ちも時間も無く。
少しの登り坂も本当にキツかった。
なんで足があんな痛かったかな…
試されてる…
そして14時10分から降り始め。
これはもう、すな砂利道でほぼ滑落。
スキーしてるかの如く、ストックでバランスとりながら、ズルズル滑り降りる感じで。
でもかなりゴロゴロした小石が多くて、何人も転んでました。私も何度か転びました。
でもやっぱり降りは早くて、あんなに永遠に感じた頂上から九号目までは10分位で降りてこられました。
それからも、やっぱり息を整えたり、足を休めたりしつつ、ズルズル降りてくること1時間30分程。
七合目付近に到着。
それから1時間で六合目、また40分で出口…!!!
六合目~五合目辺りで、これから登っていく人達とすれ違ったのですが『今からあの苦しい思いをするのか…』『今からキツイ旅をしに行くのか…』と、そんなこと考えてました。『みんな…頑張れ…私はもう登らないけど…』って。
途中気合いで巻いたりしながら17時20分過ぎには下山することができ、シャトルバスも17時30分のやつに間に合って、無事駐車場に帰ってくることが出来ました。
歩行時間13時間33分。
歩数にして33,000歩。
歩行距離15km。
うぁぁ…長い戦いだったなぁ…
駐車場で旦那さんは軽装に着替え、それから山中湖周辺にとってたお宿に移動。
途中コンビニで晩酌用の仕入れをして。
宿に着いたら一息つく前にさっさと温泉へ。
動けなくなるし、汗と埃とで汚い体を早く綺麗にしたくて。
子供たちがいないので、凄く久し振りにゆっくりお風呂に入ることが出来ました。
登山後の温泉、めちゃくちゃ最高でした。
もう降りは温泉目指して降ってたところあります。
それぞれが部屋に戻ってきて、お疲れ様の晩酌。
久々にお酒を飲んだんですけど、寝不足と疲労とで一瞬で酔いまして、眠くて眠くて、21時30分には2人とも爆睡していました。
翌朝は6時頃目が覚めて。
お互いまた一風呂浴びに行って、朝食バイキング。
バイキングも、自分らの好きな物を好きなように取ってきて好きなように食べました。
チェックアウト時間ギリギリまでゆっくりして出発。
「富士山の頂上まで行ったから、下にも潜ろう」って旦那が面白いこと言って、風穴と氷穴へ。
どっちも15分くらいでみられて、丁度良かったです。
お土産を買って、子供たちのお迎えに行き、母と一緒に夕飯を食べて帰りました。
「もう二度と登らない。富士山どころか、どの山だろうが、登山は二度としない。」と本気で思ってたんですけど「…でも、山小屋泊まったりして時間に余裕があるなら、もう一回は登りたい…かも?」なんて思ってしまっている自分に驚きます。
あと富士山が目に入ると「あれに登ったんだよな…」と、じわじわと感動してしまう。
それに「あんだけ苦しい思いして、あんだけ辛い思いして、それでもやりきった」って経験が、なんだかこの先のお守りになってくれてる気がしてます。
富士山凄い。
登ってる時は、リピートしてる人の気が知れなかったんですが、今はほんの少しだけなんとなくまた登ってしまう気持ちが分かる気がします。
まぁ多分また登るんだろなー。
やばいな。
今回の富士登山で個人的に感じたこと
・ストックは神
・最終的には根性
・行動食に「乾燥させた生ハム」はマスト
・お守りは「酸素」
・感動したいなら山小屋は絶対泊まった方がいい
・想像の100倍キツイ
・登頂できたら自分の何かが変わる
・何だか富士山が少し身近に感じる
あと、旦那は下山の終盤で筋肉痛でボロボロだったんですが、私、その左足の付け根以外はノーダメージで。
翌日、翌々日も旦那は湿布だるまでしたが、自分は全然。
意外とこのぼでぃは強かったみたいです。
スタミナは無いですが笑
思えば今年で結婚10周年でもあったんですね、我々。
歳男歳女で、2人とも八方塞がりで、私なんか本厄の今年。
「節目だから登りたい」「そろそろ富士山パワーが欲しい」って言ってた旦那に(旦那は富士山2回目)、最初は嫌々ながらも厄祓いだと思って着いて来たんですが、結婚記念日的なそれもあったのかな?
なんにしても。
これで最高の厄祓いになったろうし、干支が巡る歳に登れた事、結婚10周年の記念としては申し分ないイベントだったのではないでしょうか。










