就学前面談で、入学予定の小学校へ行ってきました。


今回お兄ちゃんの同伴はなく、私と校長先生の一対一のお話でした。


まずは校長先生から色々とご質問頂きました。


·療育センターに通ってる年月

·通うことになったきっかけ

·市の検診で指摘されたことがあるかどうか

·療育手帳などの所持未所持と等級

·主治医はいるか

·今後発達検査を受ける予定があるかどうか

·家族構成

·本人の得意なこと、苦手なこと

·本人の性格


ざっと思い出せるだけだとこんな感じでした。

正直、聞きたいこととか考え過ぎて何を話せば良いのかよく分からなくなっていたので、質問に応答する形で進めて頂けたのは助かりました。


質問の後は、入学までのざっくりの予定を教えて頂いて、それから、私が1番気になっていた支援級の見学をさせてもらう事に。



現在在籍してる子は1年から6年までで7人ほど。


教室を2部屋使っていて、一部屋は机や椅子やロッカーのある学習用で、もう一部屋は、簡単な遊具と人数分の1人用テントが設置されてる教室。

ここは、子供たちがストレスを発散したり、テントを避難所にしたりお着替えのときに使ったり、単純に遊んだりするお部屋らしいです。


ちゃんと逃げ場としての空間がある、それが結構私の中で大きかったです。


同じ教室の中でパーテーションで囲った空間を作って、そこを避難所にしてる学校もあると聞いて、勿論、教室の数の都合とか先生の人数の都合や色々あるだろうし、それで十分な子もいれば、十分な時もある。


けど、やっぱりちゃんと物理的に距離を置ける、しかも自分専用の空間が確保されてるのは大きいです。


ほとんど無くなりましたが、年に何回かある大癇癪スイッチが入ってしまった時に、人目気にせずクールダウン出来る場所があるのは、うちのお兄ちゃんにとってもありがたい。



課題の進め方も、1人ずつに合った課題を用意してくれていて、線引やシール貼りをしてる子も、数字が得意で3桁の掛け算をやってる子もいました。

教室の扉には漫画が貼ってあったのですが、それはお絵描きが得意な子が描いたものとのことでした。


支援級から普通級へ行くのも本人次第だし、普通級の方でイベントがあれば、支援級から先生がついてフォローしてくれたりするみたいだし、支援級だけのイベントも色々あるみたいで、なんだか和気あいあいとしてました。


高学年になってきて中学進学が近付いてきたら、普通級に転級を考えたりする子もいるみたいですが、それもまた子供の様子を見守りつつで。


とりあえず、第一印象として、子供ファーストで考えてくれてるところがとても大きいと感じました。


また、在校生の3分の2が学童に通っていて、支援級の子も通っているそうなんですが、支援員さんがいてくれるみたいで、そこもなんか安心だな、と。


小さい学校なので、色々手厚さはあるなと感じました。



…なんだか泣けてきちゃって。



お兄ちゃん、何故かこの頃小学校に行くのをずっと楽しみにしてるんですよね。


「ぼく、しょうがっこういきたいね!」「100せんちになったら、いちねんせいか!」「おべんきょうするね!」など、何だか張り切っていて。


親は、というか、良くも悪くも心配してるのは私だけで。


私の願いとしては、楽しく通って欲しいだけなんです。

楽しく過ごして欲しい。


それは別にお兄ちゃんだけじゃなくて、この先妹ちゃんにも言えるんだけど。


子供に辛い思いなんて、極力して欲しくないじゃないですか。


勿論、社会性を身に付けるために、守らなきゃいけないルールとか、その為の我慢とか、お互い譲れないことがあれば衝突する事もあるだろうし、泣かされたり泣かしたりもあるかもしれない。

それは仕方ない。

そうやって学んでいくことも沢山ある。


だけど、理不尽に我慢を押し付けられたり押し付けたり、虐められたり虐めたりはやっぱり絶対違う。

それは人間社会全体に言える事ですけどね。


定型発達の子よりも、やっぱりお兄ちゃんは社会性において苦手な部分も幼い部分もある訳ですよ。

だからこそのセンター通園だし、手帳を持ってたりする。

そこは「サポートを必要とする子」な訳です。


これからステップアップして、また保育園とは違った社会生活を送らなきゃいけない中で、今までと違った、多少大袈裟に表現したら、彼なりの「生きにくさ」が出てくると思うんです。


そうなった時に、すぐに助けてくれたり支えてくれたり、教えてくれたりもする人や、逃げられる場所があると認識できれば、少しでもそのストレスを減らせるのかな、と。


彼なりの『助けて!』をちゃんと発信できて、かつ、ちゃんと受け取ってもらえる環境であれば良いなと思います。


私はいつでもお兄ちゃんの味方だし、困っていればなんでも助けてあげたいと思うけど、全部にくっついて、全部の障害や火の粉を振り払ってあげられるわけじゃないですからね。そこまではしないですし。


私や旦那や家は、まず間違いなく助けてくれる逃げられる安心安全な場所って事を前提に、そこから、彼が生活していく場所で、それぞれに、安心出来る空間や人があってくれれば良いなと思います。


保育園やセンターみたいに、小学校もそんな場所になって、楽しみにしてるんだもん、楽しく過ごしてくれたら良いなって。


っていう思いが駆け巡ってきて号泣するというね。

校長先生に心配されてしまった、すみません…('A`;)


何か心配なことや聞きたいことがあれば、いつでも遠慮なくご連絡くださいね、と、送り出してくださいました。



とりあえず、そんなこんな1時間ほどの面談でした。

お時間頂きありがとうございましたm(_ _)m



まぁ、ね。

心配しててもなるようにしかならないからね。


「お母さん助けて!」が言えればとりあえず大丈夫!

この前も早速妹ちゃんとの喧嘩の時に「おかあさん!たすけて!」って言えたもんね!笑

偉い偉い!その調子だ!



君が帰る場所はたくさんあるし、守ってくれる人もたくさんいるから、好きに冒険しておいでね。


小学校、楽しみだね。




妹ちゃんが「絵本読んで」と持ってきたのですが、色々お支度があったので「お父さんに読んでしてー」ってお願いしたら、お兄ちゃんが進んで「じゃあ、ぼくがよむね!」って読み聞かせしてくれました。


本当に、いつの間にかすっかり『お兄ちゃん』になって….˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.