指を左右に速く動かします。
一秒前の位置にある指は見えませんが、零点何秒前の指は最新の位置の指と共に見えます。
まあ、最新の位置の指が見えると云っても、その位置の指から出た光子が目に届いて、認識されるには相応の時間が掛かります。
恐らく、視覚の認識は一秒間に数十回のレベルで更新されているのだと思います。
ところで、強い光を見た後には、その像がしばらく残って見える事がありますね。
この残像が消える前に次の新しい像が手前に映り、後ろの像が見えるように透明感が有れば、よりハッキリとした新しい像がそれ以前の像からどの様に変化したものかが分かりますね。
つまり、新旧の区別がつき、かつ像の差が判別される訳です。
これこそ、時間感覚です。
わたしの記述内容をAIに活かせば、マシンが時間感覚を感じ始めます。
単に、デジタルが時間を刻むのとは違いますよ。
ただし、大事なことは、私たちの時間感覚や時間という認識と、私たちが時間だと指し示すモノの在り様とは全くの別物です。
空間があり、物質やエネルギーなどが相互作用を繰り返し変化を繰り返しています。
そうした変化の後先や掛かった時間の長短など、こうした時間の流れは、記憶や記録の中に示されていることです。
