候補者や政党など、その主張する公約など、何をどこまで知っていて、解ったつもりになって、投票するのか。

 

初めて立候補する者たちの大半は、最低限演説用の台本を頭に入れているが、実質的な政治の内容は当選してから少しずつ勉強を始める。

空っぽの政治を自信をもって有権者に語り掛けた者勝ち、それが選挙でしょう。

 

寧ろ、政治家の不正や嘘、職務に対する背信の責任を、投票することで我々に負わせているのが選挙制度ではないのか。

 

或いは、中には誠実な候補者がいて公約を推し進めるが、政治は巨大で複雑なブラックボックスで、誰も政策の結果を予見出来ずにいる。

政治家や政党が無能の様に見えても、それは政治が人知を超えたものだからだ。

 

資本主義の基底に在るのは、市場原理、つまり自由な相互評価と相互選択です。

それは言わば、人気投票の世界、その最たるものが選挙です。

かつて、小沢がサッチーを立候補させ当選させました。

高野大学の教授がこんな政治家を高く評価していたのだから笑えます。

 

政治家や政党を人気で選ぶ現状の様な選挙から、誠実で有能な政治家を選択できる制度が根本的に必要だと思います。

つまり、議員を直接有権者が選挙するのではなく、良識が有り誠実で政治にも深い造詣を持ち、且つ議員を直接選挙する人を、私たち有権者が選挙するのです。

 

例えば、議員を選ぶ人を選挙人、議員に立候補する人を議員候補、選挙人に立候補する人を選挙人候補とします。

国会議員の場合、各都道府県毎に、有権者数に比例する選挙人数と議員数を設定する。

選挙人選挙の公示から1か月以内に立候補の登録を行い、所定の手続等を済ませ、第3機関の調査を含めたプロフィール等、及び政治等に関する論文の(ネットで)公開を1年間行い、有権者に周知させてから選挙人を選挙する。・・・TVで選挙人候補のプロフィールや政治観等の紹介番組を放映。また、任期は4年、再任は認める。選挙人の必要経費を公的に負担する。

 

選挙人が決定した後、国会議員の選挙が公示され、同様に議員候補はプロフィールや論文等を1年間公開し選挙人と有権者に周知を図る。…ネットで公開、TVで政見放送など。

また、現行のポスターや街宣車での連呼、集会等はやらず、選挙人会に出席して質疑応答を受ける。・・・TV等で公開。

選挙人は独自の判断と有権者の反応等を総合的に判断して、国会議員を選挙する。

 

選挙人は4年毎の選挙人再任選挙の際には、議員候補の誰に投票したかを公表し、総合的に有権者の判断を受ける。

 

尚、お金の掛からない選挙もこれで実現できると、思います。