弓手の手の内は力を抜いて弓を受けるのが基本です。

弓力の殆どは母指球で受け、親指と人差し指との股で上押しを上乗せしてやります。…左右の矢所の散りを防止。
この時に、手の内に力が入っていると、内竹の平面に対して盛り上がった筋肉の部分だけが接することになります。
これでは、内竹をバランスよく支えることにならず、離れると直ぐに弓の空間姿勢が崩れます。

だから、手の内は基本的に力を抜いて、出来るだけベッタリと内竹面に広く接する様にします。…特に横への広がり。
これでこそ、矢所の狂いを防げます。

まあ、これだと矢勢が落ちるという心配の方もいるかもしれませんね。
しかし、矢勢の問題は体幹と手の内との途中に在る左肘の締め具合の方が重要なんです。…左肘を立てる。