巻藁に刺さる矢先が下を向いているのは、多少の上押しが利いている事であり、上押しが利いていれば矢所の左右の散らばりは抑えられるのです。

 

ただし、まだ矢先が下を向いているので、矢番えの位置を矢の太さ一本分下げました。

そうしたら、射た矢の先が上を向いたので、矢の太さの半本分だけ下げる事にしました。

それで、ちょうど放たれた矢が水平になりました。

 

これで、横と縦の調整が終了したので、通常の様に無心で射れば矢筋に矢が放たれる調整です。

 

ただ、弓も他と同様に、思いの外、思い通りにはなりません。

 

百射百中で中り続けるより、思い道理にいかない事が物事の道理であることを悟る方が大事なのです。

 

百点満点の60か70点で、すべてを揃えることが出来れば、それが至福の中庸というものです。

これが、人生の調整です。