不言流ではキョと云う様な風切音を弦笛と云います。
今、疑問に思ったのですが、風切音と云う表現です。
野球のボールでも時速100キロか、120キロか、詳しくは判りませんが、ブーンなんて云う唸り音が聞こえます。
これも風切音の仲間だと思うんですが、弓道の弦笛は音の高さが違います。
音速(時速1225㎞)は1秒間で340mくらい進む速さですが、弓道の場合はその1/10から1/5の速さも有ります。
野球の場合だと、ボールの進む方向の反対側に、小さな空気の渦が出来てその振動が唸りとして聞こえて来るんだと、思います。
弦笛の場合は、中学1年生の理科でやった水素の燃焼を思い出しました。
その時の音がキューンとか、ポンとか云うんです。
つまり、試験管を逆さまにして水素が一気に燃えると、気体から液体の水に変わり、体積が激減して真空が出来るようです。
そして、その真空に周りから空気が引っ張られて流れ込む音がキューンだと思います。
その音の高さや音色が弦笛とそっくりなんです。
不言流の経験では、16キロの弓を底まで引いて、かけとの接触なども無く軽く離れると、弦笛が聞こえます。
弦帰りする弦の後方に真空が出来るんだと思います。
