道具の中でも、新しい弓との正射調整は数か月掛ったりします。


今回は、グラス弓から同じメーカーのカーボン入りグラス弓でした。

弓力も上げ、カーボンが入ったので、正直使いこなせませんでした。


弓自体の成りには問題が無いので、弓の急所・握りを削ってグラス弓くらいの引き味に変えました。

堅い棒の様な弓から、離れると弓の形状復元過程が感じられる様な竹弓感が出てきました。


その上で、弓の両端を合わせて2寸短くして、2寸伸びの弓になりました。

これで、弓力が1キロ強上がって、巻藁に刺さる矢の衝撃や深さが変わって来ました。


現在の射法で、不言流の引き尺は90センチです。

ちょうど、身長の半分です。

右肘が後や下に回り込まないで、手先で手繰り寄せなければ、こんなもんでしょう。


今も狙い通りの数射でした。

僅かに矢先が左を向いているのは、弓のせいです。

問題の有かを他者のせいにするには、確信が必要です。


正射に入木弓は必要ないです。

矢飛びの狂いを逆算して、狂いで狂いを中和しようとする仕組みだからです。

正射は、初めから最後まで狂わぬ射法です。

ただ、入木弓は自捻の矢勢がより大きく乗ると思います。