巻藁も9年やっていると、裏返しても危険になってきました。
好い射をすればするほど、4m離れた射位の口割り辺りに跳ね返って来ます。
巻藁の直ぐ後ろは、テッペイ石を張り付けた壁だからです。
眼だけは保護の為に防護グラスを着けていました。
ただ、入木の強すぎる今の弓では、矢先が僅かに左に逸れる分、跳ね返る矢は僅かに口割りより脇正面寄りに戻って来るのです。
今日は、巻藁の内部の藁の粉末を取り出して、もう一度固く縛り直しました。
その結果、矢尺の半分程度しか刺さらなくなり、あと2年はもちそうです。
角見、入木、堅帽子の形状と弦枕の位置、これらは総て横引き射法、つまり稚拙な誤差を誤差で打ち消す射法のものなのです。
射手、連盟、弓具製作者らが一丸となってそれこそ弓道だを推し進めています。
離れの良い射手が明らかに会の馬手位置で弦離れし、その後、馬手拳を大離れの為に自力で移動させているのを見ることがあります。
当然、こうした射手は手先の無駄な力を抜き右肘で詰め伸びしているので小離れです。
しかし、それでだと弓会から干されるか、採点制の大会では評価されないとか、そうした実態や恐れが有るのですね。
大離れ射法をここまで浸透させたのは正義ですか、力ですか。
何、両方?・・・笑わせちゃいけませんよ。
