私が手繰り射法と記したのは、引く矢束の射であり、大離れ射法のことです。

会の右肘が肩より低く少し後ろに回っています。
肘から右前腕が3・40度立ち上がり、手首から折れて弦を矢筋に引いています。
会での円相という概念は無く、横の力線はブツブツ折れています。
ただ、馬手先で矢筋に引きつつ矢束を維持しようとしています。

この会では少なくても右肩か右肘のいづれかに詰め合いが無く、骨法も弓にからだが割り入って支えるでもなく、ただの力任せの会です。

なぜ、会はそれなりの引き尺で収まっているのですか。
伸び合いはどうしたのですか。
伸び合いというのは、伸びる余地が在れば延びるものなのです。
右肘が下なり、後ろなり、手繰ってもっと引くなど出来るはずです。
力加減の途中で馬手の引きが、支えなく浮かんでいるに過ぎません。

伸び合っても実の引き尺が伸びないのは、馬手の肘で伸び合っている場合です。
かけを弦の引きに任せて、右肘でいくら伸びても引き尺は増えません。
ただ、右肘の内側が強く詰め合うので、矢筋と横の力線との距離は狭まり、実質的に会が深まります。

手先で、引く矢束の会を大離れ射法と言い、詰め合い・伸び合いは駄目。
それでも、伸び合いは気力の充実で引き尺が増えるものではないなどと言う者の厚顔無恥。
鞭打ってやりたい。

俺の前で、ご鞭撻などと言う言葉を軽く使うと、怪我をするよ。・・・なんてね。