昨日は、中性洗剤を入れた水を2回ほど取り替えて、かけの汚れがかなり取れ、かけ本来の色にほぼ戻ったように思います。

鹿皮は濡れていると弱いので、弦が引っかかると破れます。
それで、濡れたままでかけを使うのは、ご法度なのですね。
しかし、好い点もあります。
普段の乾いた皮では堅くて、補修しようにも針が通らず縫う事が困難です。
ところが、半乾きの時には針が容易く通り、縫う事が出来ます。
それで、普段は接着剤で補修していた所を、今回は縫い合わせました。

初めに、バスタオルでかけの皮を両側から挟み、足で踏んで水分と染み込んでいる汚れを取りました。
それから風通しの好い日陰で・ブラインドをした窓際に下げて乾かしました。
今のところ、控えと帽子の部分がもう少しですが、後は問題なく乾きました。

このかけは、三女のお下がりを改造したものですが、12年物です。
まだ、大分使えそうです。