いつものように彼にメールを送って返事を待っていたある日、携帯の着信メロディがなった。

画面を見ると彼だった。

「どうしたの?」

と言いながら、なぜか嬉しいと感じている自分がいた。


それから、彼と電話をする事が多くなった。

あまり喋らない彼。もともとお喋りな私。
次第に心を開いて色々話すようになった。

毎日、母や兄以外とは会話をしていなかった日々が変わり始めた。


彼にはなぜか母の病気の事、家族の事、私の事、昔やってたファミコンについてなどなんでも話す事ができた。

私が喋りすぎて、彼が半分寝ていた事もあった。


一般的に女性はそうだと思うが、私にとって『お喋り』は大事なんだと気付いた。


母の看病をしながら、家でパソコンに向かい仕事をし、食事を作ったり家の事をする。。。


そんな自分を知っていてくれる人がいる。

それがどんなに支えになったか。

きっかけはデコメだったが彼との出会いも必然だったのだと。

それを一般的には運命の出会いと言うのだろう。