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 *so side cafe*

元宝塚歌劇団雪組、壮一帆さんの現役時代の記録。ただいまシーズンオフ。

肌が乾燥する。

例年だと、極寒の時期でも、IONAを二度塗りすれば持ちこたえられたのに、今年はどうもうまくいかない。

スキンケアといえばずっと、植物系の化粧水とIONAをつけるだけ。パックだとかUV対策はしたことありません(笑)。それでも、ほぼトラブルがなかったのを幸い、ずっとそれだけだったのですが、洗顔後に肌がカサカサするのが気になってきて…。

今年の冬は寒いからなーと思って、使ったことのないリッチな感触のクリームに変えてみました。

最初はよかったの。というか、つけた後はいい感じなのです。でも、洗顔後の突っ張り、ガサガサ、ゴワゴワがどんどん酷くなる。

これはもう、このクリームがよくないのだ、まやかしのしっとりだったのだと気づき、元のIONAに戻しました。「冬だもの、多少の乾燥は当たり前」と、乾燥状態を受け入れ、そのままがんばったら、やっと元に…。よかった。

まあ、加齢という理由が大きいのでしょうけれど、肌も甘やかしたらよくないんだなとは思いました(笑)。もっと自分の肌の力のがんばりを認めてあげようっと。

庭師の人もよく言いますものね。いい植物を育てたかったら、適度な厳しさも必要。植物の生命力を利用して育てていかないとダメだというようなこと(ざっくり(笑))。

とはいえ、肌が乾燥しがちなのは、わたしの心の問題もあります。

これまでは、壮さんの舞台と壮さんに感動したり興奮したりすることで、肌の調子も整えられていたのだろうと。よく言いますもんね。舞台を見て好きなスターさんにキャアキャアいっているときって、お肌がツヤツヤになるって(笑)。わたしがこれまで意識したことがなかっただけで、知らず知らずのうちにその恩恵に預かっていたのだと、今さらながらに感謝。

生の舞台から受ける感動ってすごいんだなあと思います。サプリメントで摂った栄養成分より、生の野菜やフルーツから摂ったもののほうが断然いいって言いますしね。

物の価格設定ってけっこう妥当なラインになっていて、舞台はチケットが高いってよくいわれるけど、その感動の量と質を考えると、決して高くないんじゃないかなあ。とくにタカラヅカなんて、本当に良心的だと思います。もちろん、安いにこしたことはないけど(笑)。

そんなわけで、何が言いたいのかというと、東京會舘の「Au Revoir TOKYO KAIKAN ~また逢う日まで~」に行きたかったなあと…(笑)。

     *     *     *

元宝塚トップスター達が奏でる 建替え前最後のスペシャルショー

 出演
 湖月 わたる
 安蘭 けい
 霧矢 大夢
 壮  一帆

 白羽 ゆり
 遠野 あすか

 構成・演出 中村一徳(宝塚歌劇団)
 音楽監督 塩田明弘
 舞台監督 中西輝彦
 総合司会 竹下典子

     *     *     *

くうーーーー。やっぱ観たい。

壮さんは、何を歌うんでしょう。どんなドレスで舞台に立つんだろう。

思い出すのは、十一月の東京會舘でのトークショーです。最後に歌を歌ってくれたのが、本当にうれしかった。

ピアノの伴奏で、しっとりと、でも、力づよく。

衣装もメイクもないし、オーケストラをバックにタカラヅカの劇場で歌っていたのとは全然違う。

この親密な空間で、いま、このときの壮一帆として、思いをこめて歌ってくれている。この歌をしっかりと胸にとどめよう。大切にしよう。

そう思いました。

歌ってくれたのは、マチネは「散らば花の如く」。ソワレでは、「ケ・セラ」と『My Dream TAKARAZUKA』主題歌。

どちらもあたたかかった。
ピアノが一台あるだけのシンプルなステージだったから、足されたもののない、ニュートラルな「壮一帆の歌声」がより引き立った。そんな印象でした。

それに、どちらもとってもいい曲。

これから先は、タカラヅカのOGとして、いわゆる持ち歌を歌っていくのだと思うけれど、壮さんは何を選ぶのだろう。

さしあたっては、東京會舘の「Au Revoir TOKYO KAIKAN ~また逢う日まで~」。

トークショーで歌ってくれた曲かなあ。「チェンジ」も大好きだし、聴きたいけど、盛り上がりという点では、「愛の面影」や「愛に帰れ」でしょうか。

あるいはもちろん、タカラヅカとは関係のない曲でもいいし。

「くちばしにチェリー」あたりも大歓迎!

ああ、でも、東京會舘のアデューだから、やっぱり、「ケ・セラ」と『My Dream TAKARAZUKA』主題歌がいいかもしれない。

素敵だろうなあ。きれいだろうなあ。見たかったなあ。

ええ。思い残すことばかりですよ(笑)。

(肌も心もこじらせ中)

今日、家に帰っていちばん最初にしたのは、
パレスホテルのウェブサイトを開くことでした。

正式リリース、来ました!

壮 一帆 ディナーショー『So wonderful!!』

2015年4月28日(火)
パレスホテル東京

旧SO CLUB のほうから、会員にはお知らせをいただいてはいたのですが、正式に情報が解禁になるのを心待ちにしていました。

だって、ほら、写真…。早く見たいじゃない

その写真、白のスーツのピュアピュアなカズホさんがそこに…。
かわいい。きれい。心なしか、くちびるがふっくらして…。

ふふっ。うーれしいな。これですこれです、この感じ。

このページは、きれいに出力して、ほぼ日手帳カズン(カズホぢゃないよ)にぺたっと貼り付けた。今日の出来事とうれしい気持ちも書きつけてと…。

おお、いい感じ。手帳の壮さん、かわいいな。何度も見ちゃう。

いつもは、公演案内リーフレットや「TCA PRESS」などから壮さんのところを切り抜いてぺたぺた貼っているのですが、わざわざ“出力して”貼り付ける。こんなことをするのは、壮さんのトップお披露目、『ベルサイユのばら フェルゼン編』の画像がアップされて以来のことだ。

ほら、その後は、疾風怒濤の壮さんラッシュだったでしょ。いまは、こんな写真一枚でもしあわせなの。

元来わたしは、小さなもの、人からあまり顧みられないものをひそかに愛でるのが好きな質なので、なんというか、こんなことをするのがとても楽しいのです。

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正真正銘の壮さんの新しいステージ。ディナーショーのタイトルは、『So wonderful!!』。

壮一帆退団記念DVD『'S wonderful』に、「o」と「!!」がプラスされた、つまりはバージョンアップ版ということでしょうか。

うれしいなあ。

大劇場の最後の日の壮さんが大好きだし、このDVDの壮さんも、壮さんのトークも、コール・ポーターの「'S wonderful」と「So」をかけてあるこのタイトルも、「'S wonderful」も壮さんも、雪の結晶が散りばめられたパッケージも、みんなみんな大好き。

いちばん好きなのは、劇場の正面玄関から、組子たちの「楽しゅうござるのう~」の大声援を受けて、パレードの場に向かうべく、感じたことを話しながら歩いているシーンです。

劇場の入口の扉を通ったところで「ここからは出ないんだけどね。これからはここを通って観に来ます」と言って笑った顔のかわいらしいこと。

もう誰もいなくなった大劇場のまっすぐにのびた長い通路。公演のポスターが貼ってあって、宝塚100周年の飾り物もある、ロビーもある、もう店じまいしているけれど売店やレストランもある。

不思議ですね。音楽学校二年、劇団に入団してから十九年、この劇場にずっと通っていたのに、こんなふうにこの道を歩いていくのは初めてなんだもの。

劇場から続く、このまっすぐな道を歩きながら、思いつくままに話す壮さんの姿を、ほぼカットなしで撮影してくれているのも、本当に面白いし、しあわせなことなんだなあと思います。

このときに壮さんが話してくれたことばすべてが「'S wonderful」。やっぱり、大劇場はあたたかい。この日このときの壮さんが大好き。

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でも、このワンダフルなDVD『'S wonderful』にも、ひとつ不満があります。
それは、コール・ポーターの「'S wonderful」が流れていなかったこと。

「'S wonderful」は、いつか壮さんに歌ってもらいたいなと思っていた曲です。

フレッド・アステアとオードリー・ヘプバーンが共演したミュージカル映画『パリの恋人』や、トゥウィギーとトミー・チューンが共演したミュージカル「MY ONE AND ONLY」でも使われていた小粋なラブソング。「wonderful」で「marvelous」で「paradise」。あなたが愛してくれて、素晴らしい、なんて素敵なのと、それだけを歌った歌です ^ ^ 

タカラヅカのショーでもおなじみで、いろんなスターさんが歌っているけど、私にとっては、もうなんといっても、『紫禁城の落日』のフィナーレに使われた曲で。

白燕尾をパリッと着込んだ日向薫さんが大階段で歌い、鞠藻えりさんや紫苑さん、麻路さんと、別れを惜しみながらも明るく楽しく踊った、とても素敵なナンバーだったのです。大好きで特別な曲。

『Tuxedo Jazz』では、仕立て屋の彩音ちゃんが、「いかがです? すてきでしょ? 注文をおっしゃって」って歌っていましたね。

わたしのヘンな思い入れは別にしても(笑)、この曲は壮さんにもきっと似合うと思ったし、いつか歌ってほしいなと思っていた曲のひとつだったから。

ディナーショーで歌ってくれるといいなあ。

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演出が酒井澄夫先生なのもうれしい。

澄夫ちゃんの、シャンソンをテーマにしたレビューと、日本もののショーが大好きなのです。

知らない素敵な音楽をたくさん知っていて、タカラヅカのトップコンビが見せてくれる王道の愛だけではなく、世界にはいろいろな愛があること、愛と同様、いろいろな美があることを教えてくれる、大人の世界を見せてくれるタカラヅカの演出家。昔も今も、そのイメージは変わりません。

なんといっても、もう20年以上も前に、ショーのなかでニジンスキーとディアギレフをやっちゃってたような人ですから。

わたしの初めての贔屓も、すてきな作品や場面をたくさん作っていただいたのです。

一花ちゃんとさあやちゃんが出演してくれるのもうれしい。なんといっても、二人とも、壮さんのすてきなディナーショー同期。三人集まってどんなことを考えているか楽しみでたまりません。

とりあえず、ドリーム・ガールズはマストでしょ?(笑)

楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで。早く四月になれー。

TCAから届いた壮一帆カレンダーも四月はじまりです。
「So wonderful!!」な一年になりますように。

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「'S wonderful」

S'wonderful
S'marvelous
(That)You should care for me

S'awfully nice
S'paradise
S'what I love to see

You make my life so glamorous
You can't blame me for feeling so amorous
S'wonderful
S'marvelous
That you should care for me

S'wonderful
S'marvelous
(That)You should care for me

My dear, it's four-leaf clover time
From now on my heart's working overtime

{C12242CE-B32C-4FFE-BF86-9341A01A884C:01}



白い石がたくさんの海辺で、笑顔の石を見つけました。見えない?(笑)

(飛行機のなかでスマ帆で作ってみました)

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
うわー。きょうが、今年最後の生カズホだったんだー。

はたと気付いた12月16日、 「宝塚歌劇100年展」の初日 、壮一帆さんトークショーの日。


カズホ納めの心構えをすることなしに、今年の催しは、このトークショーですべて終了しました。


壮さんの今年最後のお仕事であるトークショー、とっても楽しかったです。


ミョーに大げさに構えることなく、笑って、元気になって、気づいたら、
「あ、終わってた(笑)」


いいなあ、こんなの大好き。


壮さんが着実に歩んでるのも、よくよくわかったし、目の前に現れた壮さんは、うつろいゆく自分を自ら楽しんでいるようで(笑)、それがうれしかったし、心底かわいいひとだなあと、心があたたかくなりました。


しかし、トークショーに出て、ただちょろっとお話を聞いたたまけなのに、なんでこんなにしあわせになれちゃうんだろうね。これはもう恋の領域(笑)。


わたしが見たのは、11時からの回で、テープカットに現れたときのスーツ姿。前髪が、片側は流し、片側は耳にかけてとアシメトリーになっていて、それが男役半分、女優半分みたいでチャーミング。襟足の感じがちっちゃい女の子のそれで(笑)、最高に愛らしかったです。


メイクもきれいだったあ。ヘアメイクさんにやってもらったのかな。流行りだからと、眉を太めに書いたと話してくれたけれど、よく似合ってる。

トークショーのなかで、生まれ変わったら何をしたいか? という質問がありました。お決まりの質問で、またタカラヅカに…みたいな話になるんだろうなあと思ったのですが、壮さんの答は、「タカラヅカはもういい」。

タカラヅカは、「思い残すことはござらん」というほど楽しみつくしたので、 政治家とか、アスリートとか、ウミガメとか、別のことにチャレンジしたいそうです。

ウミガメ? というのはともかく(笑)。

壮さーん。


わたし、ちょっと感動しました。


わかっていたつもりだったけど、壮さんのなかでは、男役は完全に過去のものなんですね。    


もうひとつ、印象に残った質問が、「次の作品のうち、演じてみたいのはどの役?」というもの。


(すべて壮さんが演じた役の恋のお相手です)


『カナリア』のアジャーニ
『オグリ!』の照手
『心中・恋の大和路』の梅川
『一夢庵風流記 前田慶次』のまつ

壮さんの答は、まず、アジャーニは楽しそうだけど、『ミー&マイガール』のジャッキーに似ているし、「私が演ったら相手役を食っちゃいますからね」と、まず前置き。

確かに(笑)。

アジャーニはあまりにも壮さんに寄りすぎている。ジャッキー大好きだし、見たいけど、ものすごーく見たいけど、ヴィムさんの立場はなさそう(笑)。

で、壮さんが選んだのはというと、梅川で、これには驚きました。

個人的に、『心中・恋の大和路』は、役者・壮一帆のベストプレイではないかと思っていて、タカラヅカを卒業しても、いつかまた演じてほしいなあと思っていたのです。

そうですか、梅川ですか。

これは考えてもみませんでした。あまりにも、壮一帆のパブリックイメージと違いすぎて。

でも、それだけもう、壮さんのなかでは女優スイッチが入っているということなのだと思いました。つまり、壮一帆の女優宣言?

きっぱりと言い放ってましたもん。これまで、歌舞伎や文楽、さまざまな方々が演じてきた梅川という役に挑戦してみたいと。おお。

しかしその後で、「雪山でもよじ登っちゃいそうな梅川ですよね」という、竹下典子さんのツッコミに、「こっちこっちーって言って、よじ登ったりしてね(笑)」と言う壮さんがめちゃくちゃかわいかったです。

壁に隠れて必死で声だけ聞いていたんでしたが、こっそり聞いていたのに、あんまりおもしろくて、思わず声をたてて笑っちゃいました(笑)。

これでこそ、ソウカズホ。

ちなみに、わたしが上演中から、いつか壮さんに演じてほしいと思っていたのは照手です。でも、どの役も演じてほしい(笑)。本気で見たい。

それくらい、タカラヅカを離れたところでも魅力的な役ばかりだったし、それぞれに魅力的で芝居心のある娘役さんたちと組んできたんですね。


{DF347239-0992-4C81-A473-CD327F82741E:01}



ふう。やっとここまで書けた。


いつのまにか、もう2015年です。

壮さんの2014年は、壮さん自身も話していたけど、

8月31日までは人の何倍もの速度で進んで、その後は、いったんバッテリーが完全にゼロになって、文字どおりの充電期。


フルリセットと言っていいんじゃないかな。19年分ですから、充電だって時間がかかりますよね。


WOWOWのスペシャル番組や、東京會館、この宝塚歌劇100年展のトークショーでお目にかかった壮さんは、まるで映像や写真でしか知らない下級生の頃の壮さんみたいで、それもとても新鮮でした。

一つの舞台を終えて、次の舞台に向かうときの壮さんのフルリセット感にはいつもうならされてきたけど、今度のはまたすごく、 あり得ないことなんだけど、スタートライン地点に戻ったみたい。

壮さんの再生力って本当にすごい。


捨てることができるからかなあ。「歌劇」なんか、お披露目特集とサヨナラ特集以外は処分したと言っていて、これにも驚きました。まあ、壮さんママが、おうちでちゃんと揃えていてくれるとは思いますが ^ ^

本当に新しいスタートなんだなあ。

朝日新聞元旦の宝塚特集のトップページに壮さんの姿はなく、中面に載った卒業生としての小さなコメントを見て、ここからまた始めるのだという気持ちが湧いてきました。

学年が上がっていくと、舞台はもちろん、機関誌やらスカステやら、いろいろ露出が増えていきます。トップスターともなると、テーブルにならべられるごちそうが多すぎて、とても一つひとつを味わって食べられる量ではなく、わたしの部屋にはまだ未消化の雑誌や映像やらが山盛り(笑)。

それはともかく、二番手、三番手の頃は、「歌劇」や「グラフ」、新聞や雑誌に小さい記事が載るだけで、飛び上がるほどうれしくて、何度も何度も見たものでした。

壮さんは、いままた、そのスタートラインに立ったんだなあ。今度は男役壮一帆としてではなく、女優壮一帆として。

ドキドキします。待ち遠しいです。どんな研1になるでしょうか。壮さんからは、「研究科はもういい」とか言われちゃいそうだけど(笑)。

2015年も、すてきなカズホさんに会えますように。

新年おめでとうございます。


So Merry Merry Xmas!!
クリスマスおめでとう。

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クリスマスをお祝いするのは好きだけど、今年のクリスマスはいちだんと楽しかった。壮さんと出会ってから、さらにさらに好きになりました。


2012年12月25日は、壮一帆さんが雪組のトップスターとなった日です。その日を世界中の人たちとお祝いできるよろこび。


今年も街でたくさんのツリーを眺めながら、トップスターって、クリスマスツリーのいちばんてっぺんにあるシャイニングスターなんだと思いました。


タカラヅカには、花、月、雪、星、宙(そら)と、五組のトップスターがいるけれど、それぞれの組カラー、トップさんのカラーがある。それぞれのイメージでクリスマスツリーを作ってみたら面白いだろうなあ。いまはもう代が変わってしまったけど、壮さんのいた雪組の時代をツリーにしたら、どんなツリーになるのだろう。


きらきらのツリーのような日々。最高に輝いていた。


大劇場千秋楽後の記者会見だったでしょうか。宝塚時代を振り返って、最高に輝いていた日々だったとし、「この輝きに負けないように、これからの人生をどう輝かせていくかがこれからの自分の課題になると思う」というようなことを話してくれたと思います。


正直な人だなあ。壮さんを見ていて、もう何度も何度も思ったことだけれど。


いろんなツリーがあるように、いろんな輝き方があるものね。輝き。ブライト。シャイニング…。


光がいっぱいの街に映えるのは白いツリーだけど、森のなかでは違います。


石井桃子さんの随筆、「山のクリスマス」では、東北の雪の丘に囲まれた一軒家にすんでいた頃のクリスマスの思い出が語られています。


外は天も地も真っ白。松はそこらじゅうにあるから、じゃまな枝をひとつおろして、雪をはらって家の中に持ち込み、ささやかな飾り付けをするオルガンで「清しこの夜」を歌い、みんなで大はしゃぎしながら贈り物を交換する。そして歌。冬ごもりの前の、そんな山のクリスマス。


『Comin' Soon』というアルバムに収められた大貫妙子さんの「森のクリスマス」も、そんな静かなクリスマスを歌った曲。


 もの知りモミの木 真白きマントに すっぽりつつまれて

 体を揺さぶり 光の天使が 枝から飛びだした

 髪に肩に舞降りて来て 不思議なリズムで踊る

 優しいメロディー歌う 誰も知らない森のクリスマス


 (作詞曲:大貫妙子)


いつかはこんなクリスマスを迎えてみたいものです。


ことし開かれていた大浦みずきさんの追想展で見た、小さかった頃のなっちゃんの絵日記も忘れられません。


クリスマスなので教会に行ってパーティーをしました。プレゼント交換をしたり、みんなで歌を歌ったりして楽しかったです。みたいな感じので(イメージを再現したものです(笑))、かわいいの。


なんとなくだけど、壮さんも小さい頃はこんなクリスマスを過ごしたのじゃないかなと想像して、しあわせな気持ちになりました。壮さんのクリスマスの思い出話とか、聞いてみたいな。また、いつかのクリスマスに。


アンデルセンの「モミの木」も思い出します。


白い雪の中の緑のモミの木の美しさ。街なかで見るきらびやかなツリーとはまったく違う美しさ。


そんな森のツリーを想像していて思ったのです。

雪組の組カラーが緑なのは、ここから来ているのかな。雪のなかでもっとも映える色だから? 緑の花はないけれど、さながらこの緑が雪の世界の花なのかしらと。


壮さんの対談の花束もそんな色合いだったと思い出し、街のツリーを見ながら不意に涙してしまったとかしなかったとか(笑)。


クリスマスの少し前には、「タカラヅカスペシャル」のライブ上映を見ました。オープニングには、『TAKARAZUKA 花詩集100』に特出したトップさんたちが着た組カラーの衣装で、いまのトップさんたちが登場しました。あのときとはメンバーが替わり、花組の蘭寿とむさんが着ていたピンクの衣装は明日海りおさんが、雪組の壮さんが着ていた緑の衣装は、ちぎちゃんこと早霧せいなさんが着て現れました。


あの特出のとき、相手役の愛加あゆちゃんと二人、組カラーの緑の衣装だったのが本当にうれしかった。モミの木をポップにしたみたいな衣装だったな。


壮さんは、ショーではなぜだか緑色の衣装を着たことがあまりなくて、それも本当にうれしかった。


その緑の衣装で歌ったのが、「ザ・レビュースコープ」だったのです。


この曲は、花組の『レビュー・スコープ』の主題歌で(高汐巴さんのサヨナラ公演でした)、わたしはこの大人っぽいレビューが大好きになり、その頃からタカラヅカ通いが始まったのです。


この作品は「モン・パリ誕生60周年」の記念公演で、花組の後、雪組で続演されました。そんなこともあって、この歌が壮さんに回ってきたのかもしれません。


雪組で主演したのは、100周年の記念公演で、壮さんに気さくに話しかけてくださったという平みちさんでした。話しかけられたときに、「ダイナモだー! ダイナモの人だー!」と思ったという壮さんがかわいかった(笑)。そうなの、『ダイナモ』の人。モサクさんの「ビリー・ジーン」すごかったあ。


その「ダイナモの人」と同じ、雪組のトップスターになったんだものねえ。


わたしが壮さんを好きになったのが最初の雪組時代だったこともあって、壮さんが「雪組の」トップスターになったことは、本当にうれしかった。


《レビュー・スコープ》


 花の心で 月の光で 夢をつくって 百周年

 雪の輝き 星の囁き 夢をえがいて うるわしの思い出


 Oh レビュー レビュー 

 レビュー レビュー ザ・レビュー・スコープ


 夢が広がり 夢模様

 花が乱れて 花模様

 愛を歌って 愛を踊って

 愛の世界は限りなく


 Oh レビュー レビューは今 限りない光の世界

 Oh レビュー レビュー 

 レビュー レビュー ザ・レビュー・スコープ

 これからあなたの 夢をもっともっと 夢見ましょう


この最後のフレーズが大好きでした。


 これからあなたの 夢をもっともっと 夢見ましょう


今年の壮さんをツリーにたとえるなら、八月まではキラキラな街のツリー。九月からは、森のツリーかな。森のいのちを蓄えているような。


来年の壮さんは、どんなツリーになるのでしょうか。


また一年、すてきな飾り付けをしてください。


SO Happy Happy Xmas!


2014.12.25

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土曜日。月組公演を観に日比谷に行ったので、東京會舘に足をのばしました。

お目当てはもちろん「マロン・シャンテリー」
せんだっての壮さんのトークショーで話題になった、あの、東京會舘伝統のデザートです。

クリーム系のケーキはちょっと苦手で、ルックスだけではちょっと手を出さなかったと思います(笑)。

でも、壮さんと竹下典子さんが、あのドSを辞任するお二人が、声をそろえておすすめしてくださったのです、ファンとしては、たとえどんな味だろうと(笑)、いただかないわけにはまいりません。

夜遅かったので、テイクアウト。
テイクアウト用は花の形のプラスチックのトレーに入っているので、うまく写真に撮れず。
東京會舘さんの対との画像をしばし拝借させていただきました。

コーヒーを淹れ、家族には「おみやげだよー」と言って喜ばせ、さっそく一さじを口に…。

うわあ、ふわーんとして、すうっと口にとける。まろやか-。
中に隠れている栗のペーストも、栗らしい食感で、軽くほんのりと甘い。
クリーム&クリームという印象に反して、上品な味わい。

雪山を口に含むと、ふわあっと雪どけがはじまる…。そんな感じで、とってもおいしかった。

ホイップクリームではなく、上等な生クリームを使って、伝統のレシピで作られている味なんだなあと思いました。

これが壮さんの好きな味なんだと思うと、いっそうおいしく(笑)。

壮さんと竹下さん、きっと、マロンシャンテリー話で盛り上がったんでしょうね。ふふ。
今度はわたしも、ティールームでいただこう。

とはいえ、テイクアウト版のパッケージもとてもかわいらしくて、よく見るとシャンシャンみたいなのですね。

中には壮さんの大好きな栗が入っているし、「雪山のジャイアン」との異名をとった(って、ご自分で言われたのですが(笑))、壮さんにふさわしいデザートだなと。

わたしのお気に入りスイーツの殿堂入りとさせていただきます。やあ、ほんとにおいしかった。

でも、想像していたのよりちょっと小ぶりだし、軽い味わいなので、一人でぺろりといけちゃいます。皆さま、どうぞお試しあれ。

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お腹いっぱい。ぱんちくりん~。

おいしいお料理を食べ過ぎたからではないですよ。
もちろんそれもあるけども、壮さんでお腹いっぱい。しあわせな宵です。

壮さんのトークショー、ほんとにほんとに楽しかった。
壮さんが、かわいくて、きれいで、素敵で、男前で格好よくて。
タカラヅカ時代と変わったところもあって、変わらないところもたくさんあって。そのどれもが新鮮に感じます。

わたしも含め、壮さんのファンの方は、タカラヅカの舞台を通じて好きになったパターンが大多数だと思うから、スターとファンをつなぎとめるいちばん大きなものである「舞台」の約束のないいまは、多かれ少なかれ、みんなどこか不安を抱えていると思うんです。
きょうも決定的な「舞台」の約束のないままのトークショーでした。終わってからも、その状況は別段変わっていません。

なのに、トークショーが終わってからの、このみんなのしあわせっぷりは何?(笑)

「壮さん、何者なの? どこへ連れて行こうとしているの? ボクはこわい…」

本気で思いました、わたし(笑)。

トークという武具と、いまの壮一帆――現役タカラジェンヌという衣装を脱ぎ捨てた、いわばヌードな壮一帆――、この身ひとつでもって、こんなにみんなを骨抜きにさせるって…。

Twitterにも少し書きましたが、壮さんのトーク力に本気で感動したのです。あの客席のつかみ方! 竹下典子さんというプロの司会者の方(しかもS属性の持ち主(笑))の手助けも大きかったとは思うのですが、退団時の話とか、その後の気持ち、日常、WOWOW収録の裏話、そしてファン時代、音楽学校時代の話など…。

また? と思いますか?
それが、全然違う話に聞こえるのです、いまの壮さんが話すと。話術がパワーアップしていると感じました。

まず思ったのは、ことばどおりに充電が進んでいるんだろうなということ。そして、退団をしたことでリミッターが外れたというか、スミレコードも現役生徒のスミレコードと、卒業生のスミレコードとはちょっと違うからなのかな。久しぶりにたくさんのお客さまの前に出てテンションが上がったというのもあるだろうし…。

質問コーナーになって、会場の方の質問に答えだしてからの壮さんがすごかった。テンションがどんどん上がって、トークもすごい状態になっていくのが見ていて本当に面白かったです。さらに、2回目の夜の部は、1回目の熱気をチャージて、いっそうヒートアップして、もうソウカズホが止まらないの(笑)。

そうか、これもライブだからだ。

客席の空気を読みながら、それをうまく使って、お客さまも乗せて、会場の空気を作っていく。壮さんってほんと、ライブに強いんだなあ。

そして、その感じがとっても心地よかったのです。

「舞台はエクスタシー」

そんなふうにポロッっと言ってしまった、いつかの壮さんを思い出します。ことば自体はともかくとして(その場のノリで言ってしまうことって多いし(笑))、そう、これこれ、この感じ。この状態。こんな壮さんが大好きなの!

今後のことは変わらず、まだ何も決まっていないということでしたが、このトークショーは、壮さんが私たちにしてくれた約束のサインだったのじゃないかしら。

(ほら、『カナリア』でヴィムが、アジャーニにサインをさせちゃうような)

芝居なのか歌なのかダンスなのか、テレビなのかはわからないけれど、こうやって、また何かで出会えるような場を定期的に設けていくつもりなので、「これからも壮一帆をよろしく」と(見捨てないでねとかぽつっと言っていて、あれはホントに反則(笑))。

壮さんがそういう気持ちでいてくれると信じていたけど、こうやってきちんと言ってくれるのが本当にうれしいのです。

個人的に、本気で「愛してる!(笑)」と思ったのが、退団後の一か月は「空っぽだった」と話してくれたこと。

そんなこと、よう言いませんよね…(笑)。

九月に大阪と東京で開かれたパーティーでは、全然変わってないとかフツーというようなことを言っていたと思います。

あのときは、わたしたちもだけど、壮さんも戦っていたのかな。いまは、乗り越えたから、こうやって私たちに報告してくれているんですよね。あの一か月は空っぽだった、抜け殻だったと。

そうですよねえ。でも、それこそがあの夏の舞台の裏付けでもあるのだと思うのです。壮さんのことばは嘘じゃなかった。ことばどおりに、正しく壮さんのすべてをかけて見せくれた舞台だったんだ。八月の終わりとともに、空っぽになっちゃうくらい。

その流れで、こんな話も。あのときは、タカラヅカにはスターがたくさんいるから、皆さんも誰かお気に入りの人を見つけてと言ったけど、それは嘘じゃないし、わたしもタカラヅカは大好きだから見続けるし応援してゆくけど、でも、壮一帆のことを忘れないでいてくれていたらうれしい…みたいなことを話してくれて…。

壮さん…。
言ってしまったことを後悔していたり、ことばが足りなかったと思って、うわーってなっていたりもしたのかもしれないなあと思ったら、なんかもう、ほんとうにきゅんきゅんきてしまって…。もうダメ…(笑)。勝手な妄想以外のなんでもないのですが(笑)。

そうなの。壮さんの、こうやって、じぶんのなかのやわらかいところを不意にあらわにしてくれちゃうところが、もうたまらない(笑)のです。

でも、しあわせなことなんだなあと思います。

こんなヌードな壮さんを見られるなんて、ちょっとないことじゃないですか?(笑) それに、壮さんのリアルな気持ちの動きに寄りそって、わたしたちは進んでいけるのです。これからも。わたしたちがそれを望む限り?

この船がどこを目指しているかはまだわからないけれど、壮さんがいっしょならだいじょうぶ(笑)。そう思えました。わたしたちは、まだ同じ船に乗っているのです。

この東京會舘に入ったときに、このバンケットルームって、客船のイメージだったんだなと気づいたのですが(しかも、イラストが SO BRAND っぽいし、ライトが雪の結晶にも見える)、きょうはある意味、壮さんとわたしたちの出航の日で、そんな日にはぴったりな場所だったのではないでしょうか。
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壮さんも言っていたけど、ありがとう東京會舘という気持ち。

いいトークショーでした。いい宵でした。「典子さん」もとてもいい仕事をしてくれて。一年に一回くらい、こんな催しがあってもいいんじゃないかなあ。またお願いします、東京會舘さん!

あ、ダメだ(笑)。建て替えになってしまうのですね。このクラシックな建物居心地よかったんだけどなあ。

1月31日の1月31日のAu Revoir TOKYO KAIKAN ~また逢う日まで~はチケットが取れなかったので、行ける可能性はきわめて少ないのですが、希望は捨てずに(笑)。壮さんとゆうさんおすすめの「マロンシャンテリー」をお目当てに、また来ようと思います。

今夜はおいしゅうございました。ごちそうさま。
またお目にかかれるのを楽しみに。

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11月22日。いいふーふの日。

そしてこの日は、Toutch WOWOWの日でもあって、《元雪組トップスター 壮一帆 退団スペシャル番組》が放送されました。


楽しかった! 堪能しました。WOWOWの壮さん。


[午前10:00~]TOUCH!WOWOW2014 オープニング


「壮さん、サブリナーーー!?」


かわいかったあ。のっけからもう、殺られました。生カズホ(海のものみたい(笑))の殺傷力ったら、もう。


まさかの前髪パッツンのショートカットでの登場でした。

それが似合ってるの。


ファッションも、背伸びしすぎず、すっきりとしたパンツスタイルで。まるで『麗しのサブリナ』の、ガレージのサブリナみたいで。


デイヴィッドからサブリナへの華麗な転身?(笑) 本当にパリ帰りのサブリナの変わりっぷりに目を見張るデイヴィッドな心境。あるいは、なつかしの少女マンガの黄金パターンで、地味なメガネの女の子を磨いてみたら、えらい美女だったというパターン。


いや、知ってましたけど、壮さんがとってもチャームな女性だってことは。ただ、ただ、想像するのと、実物を見るのとではこんなにも違うのだという。


やっばりすごいです(笑)。リアルカズホさんは。


ニコニコしてトークもがんばっていて、お隣の剛力彩芽ちゃんとも妙にしっくりしていて、うれしくなってしまいました。


[午前11:00~]宝塚プルミエール 壮一帆 退団スペシャル


卒業したトップさんが、じぶんのやりたいことにチャレンジするコーナー。壮さんが選んだのは、スケートでした。


氷の上で格闘する姿は、壮さんそのものなんだろうなあ。


インタビューでご自身が言ってらしたけど、器用なタイプではないだけに、いつもこうやって、少しずつ少しずつ、体とハートに叩き込みながら舞台を作ってきたんだろうなあ。


リンクにいたのは、わずか3時間ほどということでしたが、3時間でドラマを作ってしまえるなんて、さすがはタカラジェンヌ。こまやかな編集もあって、とても見ごたえのある番組でした。


あゆっちの姿も、画面のとてもいいアクセントになっていて(ごめん。でもホラ、映画のワンシーンで、ストーリーとはあまり関係ないないんだけど、画面の端っこで犬がちょこっと動くといいシーンになったりするでしょ。あんな感じ(笑))、ラストシーンなんて、もう、最高でした!!


氷上での壮さんの演技にはうるっときてしまったし、リフトをされたときのあの不思議な感覚!


宮本賢二先生がうまいというのもあると思うんだけど、壮さんが、ゆっくりとふわりと持ち上げられたときの浮遊感と、壮さんがリフトされているという、サプライズと意外性がまぜこぜになった、ファンタジックなアイスショーでした。拍手!


宮本先生、ありがとうございました。すてきな演出と振付でした。


壮さんも、演技(笑)を終えた後で、最高の笑顔をしてましたね。それが、番組内での、このことばにつながったんですね。


「ひさしぶりに振付を受けて、体で表現するっていうことがやっぱり気持ちいいって思ったんですよ。

(中略)2ヵ月たったいま、やっぱり好きなんだなって思えるようになったから、よかったって思いました。

 表現は好きですね。だから表現者ではありたいかなと思います」


テレビの壮さんのことばに、うんうんうなずくわたし(笑)。


氷上の姿を見て、よくわかりました。でも、そうやってひとつひとつ、きちんとことばにしてくれるからうれしいし、信じられる。


ドラマ作ってくるなあ、壮さん(笑)。ほんと。意識はしていないのだろうけど、何をしても自然に物語になっちゃう。


そんなふうに感じてしまうのは、ファンの欲目贔屓目でしょうか。ま、でも、ファンたるもの、ひいき見してナンボですよね(笑)。そんなのにひき倒されるほど、ヤワな人でもないと思うしね。


インタビューで、もうひとつ、ぐっときたのが、「泣いても何もはじまらない」ということば。


「突然、泣いても何にも解決しないと思ったんです。泣く暇があったら何かできることがあると思って、それから全然泣かなくなったんです」


これまた壮さんらしいエピソード。

このことばを聞いて、わたしは『カナリア』のアジャーニのことを思い出しました。アジャーニみたいなところもあるなあ、壮さんには。


ゆうさんの、音楽学校時代の壮さんの印象が、黄色い傘というのも面白かった(これはお蔵出しですね)。なんだ、黄色はやっぱり、ずっと壮さんのラッキーカラーだったのかもしれませんね。


それから、ユウヒさんのナレーションもすてきでした。クールで多くは語らないんだけど、ちゃんと壮さんのこと見てくれてたんだなあって。


最後の何気ないひと言にもぐっときました。壮さん、うれしいだろうなあ。


そうそう、あゆっちとおそろいの雪の結晶の手袋、かわいかったー。あれ、意外に壮さんが二人分用意してたりするんじゃないかなあ。なんとなく。


[午後0:00~]「Shining Rhythm!-新たなる誕生-」壮一帆 副音声解説付き


副音声解説シリーズ、最高! 壮さんのショーはあと二本あるので、ぜひ残りもやってください。見たい。見たいよー。


これ、途中、少しは停止したりしてるのかな。ノンストップで録音してるんだったらほんとすごいよ。


出ている子たちのことはもちろん、お稽古場でのこと、衣装のこと、音楽のこと、劇場のこと、振付のこととか、次から次へと話が出てきて、本当に楽しい。舞台が好きなんだなというのが、伝わってきて、「あったまってきてる」感もあって、うれしかった。


あゆっちがまた、絶妙な相方ぶりで、タカラヅカを卒業したら、もうコンビで出ることもないのかなと思ったけれど、いやいや、この二人楽しい(笑)。また機会があったら、トークとかショーとか見てみたいな。


番組のはじめにあゆっちを紹介するときに、「相棒」と言っていたけど、最高の呼び名ではないでしょうか。


それから、何度もコマちゃんの話になって、「コマがいてくれてよかった」って言っていたけど、心からの気持ちだろうなと。この後で、コマちゃんは月組に行ってしまったから、公の場で壮さんもちゃんと感謝の気持ちを伝えたかったのかもしれませんね。


あと、「こんなに音月桂に会いたいと思うことはなかった」ということばも忘れられません(笑)。


冗談めかして言ってたけど、キムちゃんの後を引き継ぐのに、振付家不在だった「光と影」の場面のように、すれ違いのままだったら、やっぱり不安だものね。壮さんはもちろんそんなこといわないだろうけど、すごく大きなものを抱えて作ったショーだったんだろうなと、改めて思いました。


ヤバイ。泣くじゃないか(笑)。


「Shining Rhythm!-新たなる誕生-」。大好きな壮さんの、大好きな雪組の、きれいな結晶が生まれたときを

描いた、大好きな大切なショーです。


(スケートの次はどこに行くんだろうと思ったら、たこ焼きだったのもなごみました。さすが、庶民派トップスター(笑)。たこ焼きを忘れて一生懸命話すあゆっちと、あゆっちに目もくれず、ひたすらたこ焼きに集中する壮さんの図がめーっちゃおもしろかった)


WOWOWさん、ありがとう(うう)。
こんな素敵なちょっと出し。

明日の放送、もうすぐなんですね。
壮一帆トリプル・コンボ!

《元雪組トップスター 壮一帆 退団スペシャル番組》

[午前10:00~]無料放送
TOUTCH WOWOW オープニング

[午前11:00~]WOWOWライブ
宝塚プルミエール 壮一帆 退団スペシャル

[午後0:00~]WOWOWライブ
「Shining Rhythm!-新たなる誕生-」壮一帆 副音声解説付き

ちょうどこんなときに放送してもらえて本当にうれしい。
11月22日をWOWOW感謝の日に設定したいくらいです。

これだけでもうれしいのに、WOWOWさんありがとう。
事前に、絶妙なタイミングでもって2本の動画を用意してくれて。とーぜん、皆さんはもうご覧になりましたよね。

このリンク、番組が終わっても残っているのかなあ。

◎宝塚元雪組トップスター壮一帆 退団後の初仕事に密着!

◎宝塚元雪組トップスター壮一帆がフィギュアスケートに挑戦!

この「壮さん、フィギュアに挑戦の巻」におけるカズホちゃんのかわいらしさよ!

壮さんのほっぺが紅い。
ヘルメットにサポーターして、スケート特訓中。

スキーやスケートなど、ご両親が好きだったとかで、小さいころはよく楽しんでいたそうです。でも、タカラヅカに入ってからは、ケガなどして迷惑をかけてはいけないと禁止されていたとか。

でも、スケーター・エリちゃんも、この長期プランクはさすがに厳しかったか。勢いよく転んで、ずいぶんと楽しませてくれました、ありがとう(笑)。

でも、キャアキャア言わないの。転んでも転んでも、黙って起き上がって、続けるのですね。

壮さんだあ。わたしたちが知ってる壮さん。

あたりまえだけど、なんにも変わっていなくて。退団しても、こうやって何かにチャレンジをしている姿を見せてくれていることに胸があたたかくなります。

なんて思っていると、壮さんっでは、ちゃんと後ろ滑りもできるようになってるからスゴイ(笑)。

教えてくれたのは宮本賢二さん。元フィギュアスケート選手で、現在は振付師なのだとか。

宮本賢二『宝塚トップスターのオーラ』

最後はどんな滑りを見せてくれるのか。放送が楽しみです。

スケートの後は、あゆっちとたこ焼き。
さすが関西人。
わたし、こんなふうに自分でたこ焼きを作って食べられるお店があるなんてはじめて知りました(笑)。

東京の下町のもんじゃみたいな感覚なのかなあ。

あゆっちと楽しそうにしていて、ほっこりしました。
あゆっちも、心なしか、娘役気分がちょっと抜けたのかな。ふたりともリラックスして楽しそうにしているのがうれしいです。

『Shining Rhythm!-新たなる誕生-』の副音声の解説も楽しみ。
それにしても、変わらんなあ(笑)。壮さん。

タカラヅカに19年間在籍していたなんて思えない。研1の頃の壮さんなんてわたしが知るはずもないのですが、逆竜宮城っていうか、竜宮城に入る前の状態にリセットされて戻っていませんか?

それくらい、ぴかぴか。

雪組(国)のトップスターになってくれてほんとうによかったなあと思います。

冬生まれのせいか、雪や氷を題材にした物語や音楽、絵が大好きです。壮さんがタカラヅカを退団しちゃったから、雪アイテムを使うことが少なくなるのはちょっとさびしいなと思っていたのですが、雪コレクションはつづけよう。そんな小さな決意も生まれた、予告番組でした。

なつめさんの命日、11月14日には、なつめさんの映像を見ます。今年は、「大浦みずき追想展」で見た、なつめさんとコムさんの黒燕尾の「ジェラシー」の写真が素敵だったので、『DANCIN’CRAZY』にしました。

洗練されたしなやかなダンス。なつめさんが、そこにいるみたいだった。

映像ってすごいなあ。こうやって、変わらず残っているんだもの。

ちょっとびっくりしたのが、湖月さん中心の場面のナンバーで、『カノン』の「パリのノクターン」の歌詞がすでに使われていたこと。場面はまったく違うもので、曲は違ったのですが、「群衆」も使われていて、そうか、あの素敵な場面は、この場面の雰囲気を発展させたものだったのかと。

意外なところで、突然、別の二つの場面が一つになるのはドキドキします。

引き続き、『3月のライオン』を読んでいて(まだ7巻)、なんとなく、壮さんやタカラヅカの世界にリンクさせて読んでいます(笑)。

5巻のラスト、よかったなあ。ひなちゃんという女の子の姿を通じて、校庭の植木のしげみに隠れて将棋の本を読んでいた零ちゃんに、大きくなった零ちゃん自身が手をさしのべるような。

「カフェブレイク」ののぞみさんの回を見ました。

「雪組は遠い組でしたか?」と訊く中井美穂さんに、
「最近では、彩吹さん、未涼さん、壮さんも行かれているのでわりと近い」という、だいもん。

壮さんからこんなふうに言われて、安心させてもらったそうです。

「大丈夫やでー。すごくいい組だから」

そのことばがなんとも壮さんらしくて、泣きそうになりました。

組替えはともだちが増えるとか、舞台人として成長できるとか、こうしたらいいよというようなアドバイスではなくて、ひと言「すごくいい組だから」と。

マンガのいい場面みたい。壮さんが言っている場面が目に浮かびます。

きょうは花組『エリザベート』千秋楽を観てきました。

感想は少しだけTwitterに書きましたが、とてもいい千秋楽でした。

みりおちゃんのお披露目とらんちゃんたちの卒業とだいもんたちの組替え…。いろんなことが一度に起こった不思議な公演で、それは『エリザベート』の作品世界に合っていたかもしれません。

花組時代にお別れを言っているようなだいもんを見ながら、雪組から花組に行く日の壮さん。花組に帰ってきた壮さん。また雪組に行くための最後の花組公演の壮さん。そして、花組のみんなのことを思い出しています。

スカイステージのDVD BOX「SO」を受け取ってきました。素敵なブルーのパッケージです。

明日もいい日になりますように。