東京マラソンへの道

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映画「東京家族」を観ました。


この映画は60年前に小津安二郎監督によって撮影された「東京物語」をモチーフとした山田洋次監督の作品です。


この映画には、数多くのテーマが詰まっています。
その中で、僕が観る前から一番期待していたことは、蒼井優演じる紀子についてです。山田洋次監督の談話などによると、紀子は「日本の希望の象徴」という位置付けであり、どのように描かれているのだろうかがまず気になりました。
また、紀子役を60年前は戦前・戦後に活躍した大女優の原節子が演じていましたが、この大役を蒼井優自身がどのように演じるかもとても興味がありました。


観た感想としては、紀子は「どこにでもいるような気立てのいい娘さん」という感じで、とても好印象でした。観る前は、「気高い女性」なのかなと予想していたのですが、いい意味でちょっと意外でした。誰の心の中にもきっと紀子のような部分があるのだろうなと思わせてくれるような、説得力のある脚本だったと思います。


また、この役どころとしては難しい紀子を、蒼井優はさりげなく自然体で演じていて、とてもよかったです。蒼井優は、現在の日本を代表する若手女優であると思います。そして、蒼井優に今のところ対抗できるのは沢尻エリカ様ではないかとも思うのでした。

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1月中旬に、映画「最強のふたり」を観ました。原題は「Intouchables」、2011年のフランス映画です。日本では昨年の9月1日に公開され、評判良くロングラン上映され、いよいよ1月中旬で上映終了されることになりましたが、終了前ギリギリにTOHOシネマズシャンテで鑑賞してきました。


この作品を観た理由は、高校時代の友人との忘年会であったWさんのおススメがあったからです。Wさんは、フランス映画は難解な作品が多いので敬遠しがちだと前置きしたうえで、「(最強のふたりは)フランス映画の良さとアメリカ映画の良さが融合されたような、わかりやすくなかなかいい作品で、この年に観た映画の中で最も良かったと思ったうちの一本。ぜひ、観てもらいたい」と絶賛していました。確かにその通りの感想を持ち、観て良かったと思いました。


この作品はフランス国内で国民の3人に1人が観たというほど大ヒットし、フランスの歴代観客者数でも第2位に入るとのことでした。ちなみに、フランスのそのベスト10のリストをみたのですが、僕が観たことのある映画はこの「最強のふたり」のみで、中には僕が知らない映画も数本ありました。


フランスのお国柄も関係していると思いますが、日本国内では洋画イコールハリウッド映画というくらい、映画はアメリカに大きく影響を受けていることを感じました。これからも、各国の映画を観ていきたいと思います。
映画「ブロークバック・マウンテン」の感想です。

現在公開中、アン・リー監督の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」が評判となっているので、僕は観に行こうと思っています。事前学習として、未見であるアン・リー監督の作品を観ておこうと思いこの映画「ブロークバック・マウンテン」をDVDレンタルしてきて鑑賞したのですが、これがなかなかの作品でした。

舞台は1963年のアメリカ・ワイオミング州。ブロークバック・マウンテンで羊飼いの仕事に雇われた20歳の男性2人は同性愛に陥ります。罪を背負ってしまった2人のその後20年間の物語です。「苦悩する人間の姿」が深く丁寧に描かれていました。

台湾出身のアン・リー監督はこの作品で2005年のアカデミー賞監督賞やヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞など数々の賞を受賞しましたが、同性愛を扱っていることや、珍しいアジア系の監督ということで、当時の映画界ではいろいろと話題になったようです。

公開中の「ライフ・オブ・パイ」は少年とベンガルトラが救命ボートで227日間漂流するという冒険物語です。物語がアン・リー監督によってどのようにかたられているか、鑑賞する日が今からとても楽しみです。