日本のLGBTの割合は11人に1人と言われる中で、差別や偏見は今も存在し、不当な扱いを受けて苦しむ方は沢山います。

そんな中、少しでもLGBTの方が生きやすい社会を作ろうと勇気を持って大きく行動されたのが、LGBTリクルーティングプラットフォーム「JobRainbow」の創始者/代表である星賢人さんです。

星賢人さんは、自身がゲイであることから悩み苦しみ、LGBTの人たちが社会的に尊重される社会を作ろうと色んな活動をされています。


「すべてのLGBTが自分らしく働ける社会」

「個になめらかな社会の創造」


これまで苦しんできたからこそ出てくるアイデアとそれを形にしていく行動力。

素晴らしいですね✨✨

今日はそんな星賢人さんのストーリーを紹介します。


 LGBT…レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)を指す言葉。




 生い立ち

星賢人さんは、1993112日、千葉県浦安市に生まれました。

弁護士の父と専業主婦の母、姉真梨子さんの4人家族です。

親戚も医師や経営者の多い環境で育ったため、星賢人さんの幼い頃の夢は「社長になる」でした。

お姉さんは成績優秀で楽にトップを取るようなタイプ。

星賢人さんは成績は良かったと思いますが、姉にはかなわなかったようで、姉とは別の道に進もうと決めていたようです。

優秀な家庭に育つと「当たり前」のレベルが上がるので何も言われなくてもきっとプレッシャー的な物はあったでしょうね。



 自分のセクシャルマイノリティに気付いた中学時代

男子校に通っていた中学時代、星賢人さんは異性ではなく同性の方が気になるということに自分は周りと違うという違和感を感じていたそうです。

ただ当時はLGBTという言葉も知らず、テレビでオネエ系タレントを見てもピンと来なかったそうです。

そのうちに周りから「おかま」「おネエ」などと言われたり、部活でも「女々しい」としごかれたりと、星賢人さんは周りと違うことを理由にいじめられらようになりました。

星賢人さんはそんな心ないいじめに傷付き、中学2年の終わりごろから学校に行かなくなりました。



 受け入れてくれた人たち

その後星賢人さんは、学校に登校せずネットカフェに行くようになり、ネットを通してLGBTの方が沢山いることを知りました。

ネットゲームで出来た友達に自分かゲイであることをカミングアウトした時、「お前はお前だから」と受け止めてくれた人もいたそうです。

自分を理解し受け止めてくれる人が世の中にはいる。

このことに気付いた星賢人さんはそこから前向きになり、学校に行けるようになりました。



 LGBTサークルの立ち上げ

高校を経て立教大学へ入学した星賢人さん。

星賢人さんはそこでLGBTサークルを立ち上げ、沢山のLGBTの人との触れ合いを通してその現実や問題を目の当たりにしました。

円形脱毛症やリストカットの跡を隠すためにずっとウィッグをかぶっている人や夏場でもずっと長袖を着ている人、トランスジェンダーであることが理由で家を追い出され、風俗店で働いて学費を自分で稼いでいる人

自分ばかりが不幸ではみ出しものと思っていたところから、皆それぞれ色んな問題や悩みを抱えながら生きていることを知り、またそれを知ったことで、星賢人さんの価値観も変わっていきました。

どうすればこう言った問題、課題を解決することが出来るのか?

星賢人さんは東京大学大学院に進学し、ジェンダーやセクシュアリティについてより深く学びはじめます。


昔の「広辞苑」に、同性愛が「異常性欲」のように書かれていたり、西洋の医学書には、「精神疾患」に分類されていたりと歴史的に見ても人が偏見を持つような書き方をされていたようです。




 LGBTリクルーティングプラットフォーム「JobRainbow」を姉と創設


2016年に姉真梨子さんと共に、働きたい人と企業を繋ぐ、LGBTの人専用の「JobRainbow」を創設しました。

設立したきっかけは、星賢人さんの友人が体験した出来事から。

就職活動をしていたトランスジェンダーの友人が、企業の面接でこの会社なら信用出来るかもしれないと、自分がトランスジェンダーであることを打ち明けた時、「うちではあなたみたいな人いないんで」と話もそこそこに早々に帰されたそうです。

実はその友人は性適合手術を受けて大学から女性として過ごしていました。ホルモン注射など女性として生きるには高額な維持費もかかるので、セックスワーカーとして費用を捻出していたそうです。

大学卒業後はセックスワーカーを辞めて正社員として普通に就職しようとしていたそうですが、就職活動する中で不遇な対応を受けたことが積もりに積もり、結局就職を諦め、大学も辞めてしまいました。

どうせ正社員になれないなら大学を卒業する意味もないし学費がもったいないから、という理由だったそうです。


星賢人さん自身も就職活動をする中で不遇な対応を受ける体験があったことから、LGBTの人の「就職」をサポートが何かできないか

そう考えて今のJobRainbowがでかました。

姉の真梨子さんも、仲の良かった弟の星賢人さんと自身の友人のカミングアウトを受けて、LGBTの人たちのサポートが必要であることを理解し、また星賢人さんの想いに共感して一緒に立ち上げ、最高執行責任者(COO)をされています。

弟の星賢人さんや友人から打ち明けられた時、「信頼の証」だと素直に嬉しかったそうです。


理解し受け止めてくれた姉真梨子さん。

星賢人さんにとってもすごく心強く、嬉しい出来事だったでしょうね😌✨

姉弟で力を合わせて活動するすごく素敵だと思います🥰✨



他にも星賢人さんはこれまで数々のビジネスコンテストに参加し優勝、フォーブスが選ぶアジアで最も影響のある若者30人(Forbes 30 under 30)の社会起業家部門に日本人として唯一選出されたり、ソフトバンクの孫正義が直々に選出した孫正義育英財団の財団生としても選出された経験があります😳

すごいですね

それは星賢人さんがそれだけ意味のある活動をされているということ。



星賢人さんの夢は

「すべてのLGBTの子ども達が夢を持つことができる社会を作ること」

これからもその夢に向かってひたむきに走って行って欲しいですね😊🌈✨





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にじーず

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ReBit

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日本セクシャルマイノリティ協会

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