しばらく前に、新聞一面の書籍出版社宝島社の2016年企業広告「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」のモデルを務めたのを見て、非常に強い印象を受けました。

 そう、私もそう思います。死ぬことはやがて来るもの。明日かもしれませんし、長患いの果てかもしれませんが、私が自由にできる最後を余計な口出しをしないでほしいと、私にできる最後の決断なんですから。でも、生かされている間は、しっかりと楽しく明るく生きていきたいと思っています。

  
 そう思っている私は、彼女のでた広告に勇気を与えられ、単に出版社の広告とは言えない、素晴らしいものでした。
http://www.oricon.co.jp/news/2064601/full/
 
 英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」がモチーフに、現代的、日本的エッセンスをプラス。樹木は、シェイクスピアの四大悲劇『ハムレット』で、小川で死を迎えるオフィーリアを演じている。

 その樹木さんの動画を”フレンズクリニックさん”
http://ameblo.jp/friends-dc/entry-12119694979.html?frm_src=favoritemail
が好くまとめてくださったのを見せていただき、樹木さんは「悟りの境地」に達しておられると思いました。

 動画を見ていて、フワーッと包み込まれたような。

 でも、生きるということは、彼女のように今言うことができるまでには、たくさんの葛藤があり、きっと涙の谷も越えなければならなかったでしょうし、苦しみを飲み込まねばならなかったでしょう。

 今のお顔がそのすべてを包み込んで、私をもフワッーと包み込まれたように感じました。