フランスが食品の廃棄を禁止!?すべては一人の地方議員の理想から始まった

      フランスマルシェ

日本で言えば、県会議員の理想が、国の法律になる!素晴らしい!と記事を読みながら、民主主義が本当に力を発揮するというのは、こんな事だろうし、議員としてもやりがいがあるだろうな、と思います。

陣笠議員ではなく。数に頼んでごり押しに法律を作るのではなく。党の意見に反対しても党規違反にはならず。時間が無いから、討議打つきりにはならない。そんなことが国の当たり前になって欲しいなと思います。
     
(引用ここから)

フランスの国民議会は5月21日に食品の廃棄処分を禁止する法律を制定しました。対象となるのは400平方メートル以上の規模をもつスーパーマーケット。売れ残って賞味期限が切れてしまったものは寄付したり家畜にまわす事が義務付けられます。

なぜこのような思い切った法律が通ったのでしょうか?始まりは一人の地方議員の挑戦でした。
   アラシュ 出典:YouTube
 アラシュ(Arash Derambarsh)さんはクールブヴォアの県議会議員。

生きるための基本ともいえる食品が無駄になる一方で、ホームレスや低所得者などの人々が食べ物に困っている状態に疑問を持ったアラシュさんは、まずは近場のスーパーマーケットから賞味期限切れの食品を集め、シングルマザーやホームレスなど、食に困っている人々に分けることから始めました。


その後、食品廃棄処分禁止に向けての署名活動を始め、たったの4か月で20万人の署名や、著名人からの支持を得て、法案を国民議会全会一致で可決させるという快挙にまで持ちこんだのです。

世界銀行の調査によると、世界で生産される食糧の最大3分の1は廃棄されているそうです。アラシュさんは他国でも同様の法律を成立できるように働きかけていくそうです。

日本でも年間約1,700万トンの食品廃棄物が排出されているそうです。アラシュさんに見習って、「もったいない」の精神や食べ物に対する感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。

     



   (引用此所まで)