何らかの持病を持ちながら生活しているのが、私が知る大部分の老人の姿です。
薬を飲みながら、リハビリに通いながら、痛い足を引きずりながら、ぼけたかなと不安を抱きながら・・・
今朝、ゆうじんとの電話の中で、「私って運動嫌いだ」というと、友人ははっきり肯定し依りました(・_・;)
或いは、食事に気をつけないとと言いながら、昨日は、友人のお茶のお手前でお菓子を。心の中での言い訳は「明日から」。「これくらい食べても大丈夫、明日気をつけよう」。
そんな私が、周りの人を観察しますと、病気は必ず過去に原因があることを知ることが出来ますが、わかりながらも実行できないサガを持つ「凡人」の私が居ます。で、何か事があると、私以外に原因を持って行こうとしています。
オランダ、アムステルダム郊外のボグウェイ と言う村は、
(引用)
小さな食料雑貨店や、劇場、何件かのレストランや買い物をする店があり、外部の人間の目には、普通の村と何ら変わらないように見える。しかし、「住人」は全員が認知症の患者だ。つまり、この村全体が、患者に自立して生活を送ってもらいながら治療を行なうことを目的に作られた療養施設なのだ。(引用終わり)
と言う記事に、認知症を患ったら、どうなるのだろうと言う心配が少し軽減されるような記事に出会いました。どんな人も、少しの能力があれば、それを活かして生きる事が出来るようにするのが、温かい社会とすれば、この記事に有るような村のあり方が「好いなあ」と思います。
何度かお見舞いに行った、特別養護老人ホームや養護老人ホームで会った経験は、「あんなに自由の無い閉じ込められたような所は、御免被りたい」。
面倒見て下さっている方々のご苦労と、人の価値がとても乖離しているように思いました。
ボグウェイには庭が有り、青い空が有り、歩く道がある。こんな環境だと、現に認知症に関わりの或る方には申し訳ないのですが、まんざらでも無いと思えてしまします。


