もう一月が過ぎ去ろうとしてるこの頃は毎年のことですが。個人商店を経営している友人達は、確定申告の話をし始め、少しでも節税したいと、心追われ時間に追われている感じを受けます。

少し規模が大きくなると、税理士さんに頼むのでしょうが、友人の中にはそこまでも規模が達しないから、日頃慣れない帳簿と格闘いることが伝わってきます。

そんな人達が身近にいると、どうぞ一人一人が精一杯働き、儲けたお金の中からの税金を決して無駄には使わないでくださいと願う気持ちがわき上がってきます。

1月の最終日曜日、関西フィルのニューイヤーコンサートに行きました。
ニューイヤーコンサートは毎年の初めにウィーンからテレビを通じて生中継されるコンサートを楽しみにしていましたが(こんな時だけはテレビが必要かな!なんて思います)、見ることが出来ません。

コンサートは、定番通りシュトラウス一家が作曲したワルツに加え、ゲストに岡本信孝さんを迎えた楽しいコンサートでした。

男性歌手ですが、声の音域は女性のソプラノ歌手と同じ。そんな歌手を”ソプラニスタ”と言うそうで、現在、世界で3人しかいないとか。目を瞑(つむ)って聴くと、まるで女性が歌っているようでした。

関西フィルの指揮者、藤岡幸夫さんの解説では、ソプラニスタは強い声帯と身体が必要とか。ステージ衣装が又紅白歌合戦で着られているような超インパクトの或る物。旧暦のお正月まで未だ少々時間がありますから、その時は、思いっきり新年気分を味わってきました。

当日歌われた曲の一つ。プッチーニのオペラトゥランドットの中のフィギアースケートでこの曲に合わせて滑られて優勝した時の「誰も寝てはならぬ」です。



この曲は、本来は男性テナーのための曲、岡本さんはコードを高くして歌っています。岡本さんはお話も楽しい方で、観客も、オーケストラの楽団員も彼のお話に大笑い。愉快でした。