スコットランドの端をかすめたことがあります。
スピリチュアルに関心のある方には有名な場所と聞いている、フィンドホーンと言う名前です。スコットランドの南部、自然豊かな土地に「人と自然の共存」「つながり方」を学び続ける事を主とし、人々がコミュニティーを作り、何種類ものワークショップ が用意され、そこで学び、触発され、長く逗留する人や、住処と決めた人達、ホームのように基点として選んだ人達など様々な形態が集まり、成り立っていました。基本はパーマカルチャー農業。或いは、自分の中の気づきなのでしょうか。
荒れ地であった所に、導かれてこの地に来た、創始者の3人が上からの指図に従って、耕し、作物を育てた所、奇跡のような園が形成され、評判となり、今日に至っています。
私は”エクスペリエンスウィーク ”に参加しましたが、動機も年齢も国籍も様々。日本からも少数の人達が来ていました。
所在地にはスコッチウィスキーの醸造所が何カ所かあり、此所で初めてパブ経験をしました。海岸縁にあるパブで注文し、外で夕日を眺めながらの談笑の仲間に入れて貰った経験は楽しい想い出です。
スコットランドは独自通貨をを発行していまして、ポンドと両方使用可能でした。但し、スコットランド発行通貨はイングランドでは使えません。
少し驚いたのは、偶々コミュニティーに知り合いを訪ねてこられた土地の人が、自分は仏教徒であると自己紹介をされ、動機は、仏教は戦争をしてこなかった。「戸田」は核兵器反対を強く主張している。と言っていました。こんな僻地でも創価学会が布教に熱心であることと、海外では平和を日本の中より強調しているのだなと思いました。今、自民党と連合している公明党の事を思い出し、良い面ばかりが宣教に利用されているのは、どんな宗教集団にも共通するのかな?と感じました。
ほんの少しのスコットランド経験ですが、ヨーロッパは沢山の国々に分かれています。バチカン市国だけが小さな独立国と思っていましたら、バチカンやモナコ以外にも小さな国があるようですし、少し違う民族と言うことで独立したいと思っている人や、地方があるようです。
そのような実情は、日本のように一つの国と思っている所から観るのと随分違った結論や論評が出てくるのではないかと思います。
私の経験した美しい平和な人々の優しさが心に残るフィンドホーンがある、スコットランドが今変わろうとしているようです。
フィンドホーン![]()
この同じ年にカナダのニューファンドランドで長期のホームステイをしました。その時に撮ったこの写真はスコットランドから人々が移住するために乗ってきた船の原寸大の模型です。
北の海をこのような手漕ぎで小型の船を使って渡ってきた人々が住んでいる土地は自然条件は私の住むこの国に比べ格段に厳しいです。私が会ったそこに住む人達は、暖かく包容力に優れ、とても楽しいホームステイ経験でした。
