毎月クーリエ ジャポンの巻末に中国生まれ、中国、日本、南アフリカ育ち、オックスフォード大学留学後、英国王室に勤務する、フェイフエイ・ユウがエッセイを書いている。
7月号にイギリス人の価値観の一つに「私は貴女が変人だから大好き」と言うことがあるそうです。彼が例に上げたのが、チャールズ皇太子。気に入った物は擦り切れるまでお召しになるそうで、つぎはぎだらけのジャケットで、さすがに英国内で話題になってもと言うような物でも、何十年も着た外套が自慢になる国ではプリンスと言えども平気で着続けていけるようです。
”格好いい”は「私は変人が好き」の一面なのでしょうか。
自分の行動によほどの自信と、しっかりとした好みが無いと出来ない。日本では人の目を絶えず気にしながら生きていくのが基本だから。
と思って、WEB上の経済誌に東京のホームレスの生活を紹介している中で、彼らが価値ある、お金になる物を探しに行くのは、お金持ち地域の田園調布では無く、中流より少し下の人達の住んでいるゴミ捨て場だそうで、田園調布と違って中古品を扱うところでお金になるような物が捨てられていると書かれていました。
本当のお金持ちは、価値ある物を大切に使うと言うことは、日本でもイギリスほどは極端では無いとしても、同じかもしれない。
お金持ちは骨董品の値段の高い物に囲まれ、古びていても、価値がある物を使い続けていて、捨てると言うことを考えずに住まえるスペースを持っているからかな?と思うのですが、それだけでは説明不足の感があります。
極一般人の私ですが、古い物に執着せず、愛着の有る物に囲まれて生活をすることの落ち着きと平和は大切だと思っています。
