オリーブオイルを使うなら、エキストラバージンオリーブオイルをと言われています。


 私の中でオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルかそれ以外、産地はスペインやイタリアなどの地中海沿岸地方と思っていました。が、プロバンス特産品の店 で南フランスでもオリーブオイルが生産されていることを知りました。


ここで初めて、オリーブの実にも種類があって、使う実によって味が違い、用途も少しづつ違っていることも知りました。


3種類あった中で最も個性的な味は"Sauvageonne"と言う種類で、野生の実のみで絞られているのは味に鋭くない私にもその違いが明らかにわかりました。しかし、私には使い切ることができないだろうと思い、


お店のパンフレットに「最も美味しい」と評されている"Ascolana Tenera"という"Ascoli"というオリーブの実だけで作った物を購入しました。 春だから、サラダや朝のパンにバター代わりに使いたいと。


(オリーブオイルのうちで、特にエキストラバージン・オリーブオイル(EVOO)は抗酸化作用を有するフェノール類の含有量が、通常の精製オリーブオイルに比べて豊富。フェノール類は血中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質レベルの改善に有効である。食品化学研究所 ということです)


このことから思い出したのですが、飛行機の都合でラッキーなことにエコノミークラスからビジネスクラスに席が替わったことがあり、お隣の席の方がおばあさんがワイナリーを持っていると言うドイツ人で、食前酒から食事中、食後のアルコールまで事細かに種類を選んでいました。


私は絶好のチャンスとばかり、その方にあまり強くは無いけれど、その時に丁度合うアルコールを選んで貰い、味わい方やテイストを楽しみました。


私には初めての経験。それに加えて食後のスイートに合う確かリキュール類であったと思うのですがゆっくりと味わうのが、食事のコースであることに、ヨーロッパの小説の場面を実際に味わった気分になりました。


話は大きくずれますが、このドイツ人に限らず私が会ったドイツ人は一様に親日的でした。第二次大戦中の三国同盟の残り火がまだ残っているのかなと言うのが大きな声では言えないのかもしれませんが、感想です。