手作り
最近、自分で作ること、手作りをと意識しています。きっかけは赤ちゃんへのお土産にテディベアを作ったこと。
もう一つのきっかけは、昔テレビで見た「大草原の小さな家」 の本を読んだことです。西部に新しい土地を求めて行く、一家の出来事をローラの経験を通して書いたものです。子供向けの作品でしたが、テレビで見たことを想い出しながらアメリカの開拓時代、現今のアメリカとは全く違うのではないかと思われる位の差を感じながら読み、その本に刺激されたことの一つが手作でした。
生活ということの、元を考えると、自分で作るということがとても大切なことではないかと思えてきたことです。
お店に行けばもっと格好が良いものが簡単に変えるのですが、それでは赤ちゃんへのお祝いにはならない。お祝いは心の問題だということにしてつくりました。少しの肩こりもお祝いの中に入っていましたが、赤ちゃんのかわいい顔を見ると、溶けてなくなってしまったような良い気分でした。
私の簡単ヒット作は
三昧唐辛子粉
干し山椒の実に、無農薬自然農法のミカンの皮を干したもの、干し唐辛子を荒く粉にして混ぜました。材料が全部、有機で育ったものです。気分的にも大安心。味は自分で作ったというだけで美味しく感じてしまいます。
それぞれの持つ薬効もすばらしいです。
山椒の実:漢方医学で山椒は、鎮痛、殺虫、解毒、老衰を止めるなどの効果があるとされています。
また、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、寄生虫駆除などにも用いられています。
近年の研究で、山椒は不整脈、狭心症、消火器系統の病気の治療にも役立つことが確認されています。
ミカンの皮:一年以上干したものを漢方薬では、陳皮といいます。血圧降下作用もあり、芳香性健胃、鎮咳薬として、食欲不振、嘔吐、疼痛などに対して用いられる。外皮を陰干しして乾燥させ、1年以上たったものが生薬として利用される。
唐辛子:辛み成分のカプサイシンは脳の中枢神経を刺激して、エネルギー代謝を促進したい脂肪を分解するため、 肥満防止に効果があります。また、血流が良くなるので、体を温めたり、 胃液の分解を促して消化吸収を助けるなどの作用もあります。
日常的に使用することで、これらの薬効を無意識に 摂ることができるのですね。インドのカレールーは薬効のあるものを日常食べることで、健康を保っているように、日本で昔から食べたり飲んだりしたものの中に、この国の風土に合った薬効のある食品を取り込んできたのだなと、自家製「三味唐辛子」を作りながら知ることができました。
- 大草原の小さな家シリーズ 大草原の小さな家 (新装版) (講談社青い鳥文庫)/ローラ.インガルス・ワイルダー
- ¥756
- Amazon.co.jp
