花見の途上で

　小さな川のほとり、満開の桜並木の下を歩きました。向こうからくるカメラをぶら下げた男性が、突然「今日は。貴女は本を読むのが好きですか？」と聞かれ、チョット驚きながら、「えー、好きですが」その方が、ではと自分で作ったという、本の栞、新聞に投稿されて採用された文章のコピー。

最後に自費出版された本を見せてくださいました。「そよ風に吹かれて」山口政行著　本の帯は、日野原　重明　先生が書いておられました。

大病を克服され、人生の深みや喜びを心の底から知ることができ、感謝できたことなどを話してくださいました。

日野原　重明　先生が本の帯に推薦の言葉を書かれたこと。自筆のはがきのコピーも見せてくださいましたが、なんと暖かい、しっかりとした文字だろうと感じました。

山口さんは有名な方ではないと思います。そのような方にも誠実にお応えになる日野原先生。今は100歳を超えておられ、尚お元気な先生を単に映像を通して見るのではなく、行為と書かれた文字を実際に見ることができたことは、感激でした。

山口さんからお声をかけてくださらなかったら、全くご縁がなかった新しい感激をもらうことができました。


そよ風に吹かれて/山口 政行

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