空を見上げていたら、プロペラ機が飛んでいました。ジェット機と違って、なんだかのんびりとした感じです。
台風が近づいて騒がしい雲の間を飛んでいました。
ベランダの紫式部の実が薄紫の色を付け始めました。鉢物の植木屋さんで見つけたときに、どうしても自分の家で育てたいと購入してから2年、やっと、沢山の実をつけ、なんだか心嬉しい気持ちです。世の中、騒がしく、どこを見回しても、理不尽なことや、不満ばかりが目立つときには、こんな小さな実りも、私の気持ちを慰めてくれます。
8月に2本の映画を観ました。
ケニアが舞台の「おじいさんと草原の学校」。イタリアが舞台の「人生ここにあり」です。
「おじいさんと草原の学校」では、80歳を超えた老人が、文字を読みたいという思いを実現させる話です。そこにはおじいさんの熱意を受け入れ、困難を乗り越えて、学びを助ける先生の熱意が加わり、小さな学校が大きな成果を生み出していきます。
「人生ここにあり」はイタリアではバザリア法により、精神病院が次々と閉鎖され、患者達は社会で暮らせるようにすることに挑戦しました。その制度の中で、一つの施設が、精神病者としてではなく、一人ひとりが持つ才能を認めて、その才能を社会に生かすことで、事業を成功させていきます。
二つの映画とも、実話をもとにして作られた映画だそうです。そして、どんな人にも素晴らしい可能性があることを教えてくれる、素晴らしい映画でした。

