映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」を観ました。
瀬戸内海の小さな島の住民は漁業と農業で暮らしています。豊かな命をはぐくむ自然が無ければ成り立たない生活です。その島の真向かい、本土側に中国電力の原子力発電所の建設が始まりました。

島民が暴力に訴えることなく息の長い反対運動を展開します。
この作品は、その島民たちの側に立った作品ですが、

大きな企業の如何に手前勝手な論理に
私が説得されてきたかを知ることが出来ます。
それは、この原子力発電のはなしにかぎりません。
島民が生活に根ざして反対する方法に、すばらしい知恵が働いていることに教えられます。

今まで、CO排出が少ない原子力発電が、環境やコストなどを解決する唯一の方法だと思わされてきましたが、そんな説明にいつも、本当にそうなの?放射性廃棄物は?半減期までのとんでもない長い時間を考えたら、ほかの方法を真剣に考えるべきではないのだろうかと、まったくわからないながらも疑問を持ってきました。

映画は、ひとつの解決策の提案として、スウェーデンの例を撮っています。
スウェーデンのエネルギー政策が出した結果は、
自然エネルギーで十分まかなえることを教えてくれています。

大阪では、10月9日から「シネ・ヌーヴォ」で上映される予定です。




反対の署名に島民の皆さんが協力を求めておられます。

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