オランダの中年おばさんと高野山に行きました。平地がほとんどのオランダ人にとって、ケーブルカーに乗ったところから始まり、
純和風なお寺での宿泊、
奥の院の古い墓石群の中を歩き、
弘法大師、空海の祭られているところでは
護摩木に願いを書いて奉納しました。
オランダ語で書いたのを、僧侶がなんて書いてあるのか尋ねますと
「人々の平和と幸福と・・・」と答えました。
僧侶の表情が変わったように思いました。
日本人は大抵、自分のこと、家族のことをお祈りしますから。
彼女はその全てを楽しんでいました。
ワークシェアーの考え方は、確かオランダから始まったかと記憶しています。
アムステルダムでは、違う国の人々が稼ぐ機会を求めて多くの移住者に囲まれて生活をしているのがごく普通だといいます。
きっと、そんな国からきた彼女にとって大切なのは、家族を超えて、「すべての人々のために」が、極く普通の発想なのかなと、
私ももっと視点を広めなければ。
