住宅地の中のクリスマスのデコレーションを施した家が年々増えてきているようです。
毎年、大阪のターミナル百貨店のウィンドウのクリスマスの飾り付けの前には、子供達が見入ったり、背景にして写真を撮る姿が見られます。
買い物客でにぎわっている百貨店の中で、俳優の藤原紀香さんの写真展を見ました。「Smile Pleae1」(世界の子供達の未来のために)。彼女が、アフガニスタン、カンボジア、インドを訪れ、その地で生きる子供達、戦争で傷つき、貧しさと差別の中を生きる姿を撮っています。
彼女のことは、全くといってよいほど知りませんでしたが、展示された写真を通して、人の命の大切さを知る優しさと、意志の強さを持っている女性ではないかと思いました。
展示された写真を見ている間に、私の身近にあった戦争の傷跡を想い出しました。
小学校の頃に通っていた学習塾の先生は、片腕が無く、顔に傷跡がありました。それは、先生が遊んでいたときに、不発弾に触れて怪我をされたと言うことでした。其の様な障害のため、大学を卒業されてにもかかわらず(その頃は、大卒の人の数は多くありませんでした)自宅で開く塾の先生になっておられました。
日本が第二次世界大戦で負けた。多くの犠牲者がいたことすら、記憶から消えようとしていますが、戦争が、弱い者達に最も多くに犠牲を強いることは、どんな時にも変わりがありません。
