もう稲の穂が実を付けています。栗のイガが目立つようになり、 柿の実が日ごとに大きくなってきています。ミカンが店頭に並び始めました。自然は秋のお知らせを運んできています。
もう、そこに来ている秋から冬への身体の備えをするために、あまり身体を冷やす食物を沢山食べないようにしなければ。この暑さで、冷たい飲み物を控える等というのはかなりつらいのですが、懸命に努力していた頃には、寒くなってから冷え性に悩むことがありませんでしたが、怠け者で居る昨今は、毎年、冷えがきついように思います。先人の知恵に従うことも、大切なことだと頭では思っていますが、実行となると・・・・・。
普通は家の垣根には見かけない烏瓜か花を咲かせていました。花弁の先がレースのように細い糸状にさけていて、本当に繊細な花でした。夏の暑さの中で、こんな繊細な涼しさを誘う花に見とれてしまいました。この花の後に、真っ赤な、どうして烏瓜と名付けられたのであろうという実がなります。
烏瓜の実の赤さはひときわ目立つ赤さです。
薬効は発熱があって、のどが渇いたり、熱性の便秘、黄疸、利尿に用いられると有ります。どんな植物にも薬効を見つけ出した古人の知恵を、今、後追い調べ、実験をし、確定している様を見ると、先人の自然に対する畏敬と信頼することで得ただろう事に、長い歴史があったとしても、すごいことだと思います。
