花桃 この桜桃は過ぎる年、4月21日撮影とありますから、歳時記には適さないのですが、花の色は 移りにけりな いたずらに我が身世にふる ながめせしまに」小野小町の百人一首の詩が浮かんできました。我が色香があせたとか、美しさのはかなさに、春を惜しんでいるのではなく、


 今住んでいる世界の、なんと早く移り変わってゆくこと世という驚きのためです。

 我が年齢は、世の動きに遙かに遅れて歩んでいます。そんな時、若い友人や、現役で活躍している人達の話や、メールに清新さ、羨望などをない交ぜて、しかも、其の様な方々が、気長にお付き合いしてくださることの有り難さに感謝しています。


 メールが届きました。大学に今年入学した若者から「ノーム・チョムスキーのメディアコントロール”という本は、お勧めです」。早速、買って読みました。”世の中をどのような目的で、誰が動かしているのか?”を、朧気ながら知ったような気がします。

 別の友人が「”なんぱあるき”って知っています?」と説明してくれました。それって、阿波踊りの時に、右足を前に出した時には、身体も、手も、右前に出てると、能楽や、雅楽の舞いもそうだとの話から、最近、日本のアスリートが、この方法で走ることにより、記録を更新したことを知りました。古さは、新しさを作り出すんだと訳知り顔の話で終わりましたが理解しているかどうかは、別問題です。


 ついこの間終わった、昭和と言う時代の儘に歩んでいる様に思っていますが、あるいは、20世紀の続きの世界を歩んでいるように見えますが、世界が確実に変わり、それを見通せないときに破綻が来ることもあるのかも知れません。


 私が、アメリカで1990年代に知り合った、ロシアから来た友人を通して、信じられない、ロシアルーブルの下落を知りました。そんな不安は何時も心のどこかに住んでいます。


ノーム チョムスキー, Noam Chomsky, 鈴木 主税

メディア・コントロール―正義なき民主主義と国際社会


「ナンバ歩き」で驚異のカラダ革命―古武術の動きが、頭とカラダを劇的に進化させる!