旅日記２

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　岐阜県の北部、白川郷の奥、馬飼という昔の集落の後にトヨタ白川郷自然学校という施設があります。

　私の頭の中では、トヨタと環境、自然はとてもミスマッチでした。で、訪れたくなって、今回実現させました。

　梅雨の雨が残る時、訪れる客は極少なく、そのことが、私を静かにゆっくりと過ごさせてくれました。

　
　此所には、自然と人間の橋渡し的役割をする、インタープリターと呼ばれるスタッフが常駐し、そのひとりと少し話をいたしました。彼らも矛盾を感じながらの、就職だったようですが、この広大な自然の環境を守ることの大切さを思うときに、大きな組織が関わってくれることの必要なことを納得し、仕事を気持ちよくこなしておられるようでした。此所のスタッフ達はみんなとても気持ちの良い人達でした。

　この施設は、白川村、トヨタとあとひとつの組織の3者で共同運営されています。

　岐阜蝶の幼虫が葉裏に集まっていました。
　鳥が遠く近く啼きながら飛んでいます。
　蛙が路上を散歩していました。
　昔住んでいた村人のお墓の側にシャクヤクが咲いていました。
　林の中にナンテンショウの花を見付けました。
　草や木の緑の香りが身体を洗ってくれるように気持ちがよい朝の散歩でした。
　
　食事は、フランス料理でした。村の人達が有機農法の野菜を提供していると言うことで、野菜の味が濃く、特に、ベジタリアン向けのコーンスープ（マクロビオティック料理に近い食事を予約しておきました）は絶品でした。
5 6

7 8
　1あやめ　2ハルジオン　3甘草　4なでしこ　5マーガレット　6しゃくなげ　7蛙　8ナンテンショウ
　と思うのですが、間違っていたら、何方か教えて下さい。

　 ブナの森
　次の日、石川県に、白山スーパー林道を抜けてのドライブ。料金所で、「貸し切り状態で何処に車を止めても良いよ」と言われて走ったコースの、至る所に雪渓が残り、樹齢200年位の深いブナの森を俯瞰する大きな景色に感激しながら、混んでいてはゼッタイに許されないくらいのんびりゆっくりのドライブでした。途中、車を降りて、15分位降ったところに露天風呂も有りました。

　スーパー林道を出た直ぐ側、秘湯と言われている中宮温泉に立ち寄りました。水を加えていない掛け流しの温泉は初めての経験でした。露天風呂に浸かりながら、緑の山を眺める爽快さ！

大銀杏

　大きな銀杏の木に会いました。幹周り9．8㍍。銀杏は陰樹と言われているのですが、雰囲気がとても明るい、堂々とした、若木の如く沢山葉を茂らせている素晴らしい銀杏は、天然記念物。「夜泣き銀杏」と名前が付いていました。