夕方、日本3代祭りのひとつで有名な、大阪、天満にある天満宮の前を通ると、かがり火が焚かれ、少しだけれど夜店が並んでいました。
菅原道真がこよなく愛した梅の花。この季節には天神サンは梅の花で道真を偲(しの)びます。
道真は九州、太宰府に左遷され、都を去るにあたって、歌を詠みました。
| 「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春なわすれそ」 |
好きだった庭の梅の花に、別れを告げたのです。
天満宮は全国各地にあります。きっと、何処の天満宮にも、梅の花が咲いていることでしょう。
写真では見にくいのですが、神殿に供えられている盆栽の白梅は、樹齢約110年だそうです。盆栽ってスゴイですね。二鉢の梅は、鉢植えにも拘わらず、雄渾、雄大(チョット梅には似つかわしくない表現ですが)でした。


