町に出ると、至る所からクリスマスソングが聞こえてきます。
冠(かんむり)はクリスマス、中身は・・・と言うそんな雰囲気に満ちている中で、少しドイツのクリスマスの雰囲気を毎年運んでくれるのが、ドイツの大阪神戸領事館主催のクリスマスマーケット。
大きなツリーは夜には美しく10万個の電気の光に彩られ、100年以上の歴史を持つメリーゴーランドが回っています。木の伝統的な小屋からはソーセージの焼ける匂いが漂ってき、クリスマスオーナメント、ろうそく、お菓子、ワイン等の店には多くの人が集まっています。いかにもクリスマスの為のマーケットらしく、キリスト降誕の大きな人形も飾られています。
ひとつの小屋の中に2冊の冊子が置かれていて、その1冊は「環境先進国ドイツ」”環境技術から市民の暮らしまで”A4版46ページの日本語の綺麗な読みやすい冊子でした。
内容は、持続可能な発展のためにドイツはどう取り組んできているかというもので、その真面目さに対して日本はどうなっているのだろうと思わずにはおれませんでした。
ドイツは環境問題を戦略として捉えられているところに、計画性、実現への取り組みが如何に真剣であるかをうかがい知ることが出来ます。私達の国も、有限の資源を使うとき、どう使っていくべきかを真剣に考え取り組んでいくような国であって欲しいと。メディアを通じて受ける印象からは、ドイツのようには取り組んでいないのではないかと思っているのですが。
ひょっとして、日本の国は真剣に取り組んでいるけれど、わたしだけ知らなかったのかしら?
多くの文学作品や音楽を通じて、ドイツは親しみを感じさせる国です。一般の国民の中での環境に対する受け取られ方、そして、日本人が多く訪れるロマンティック街道など、近い将来、ドイツに行きたいと願っています。せめて1ヶ月は滞在したい。




