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(スタン・・・・・)
まさかここまで来るとはリオンは内心驚いていた
しかしそれを顔に出さない
「リオン・・・・なんで・・・・」
スタンは驚きを隠せずに口に出す
「なぁリオン、俺達と一緒に戦う為にヒューゴに従った振りをしてたんだろ?そうなんだろ?リオン・・・・・?」
「・・・・・・・」
リオンは言葉を発さない
頭ではそうしたいと思っているのにそれができない
彼女の為に、マリアンの為にそうするわけにはいかなかった
「・・・・・・・」
リオンは無言のままスルリとシャルティエを抜く
そのままヒューゴに向き直る
だがそのことにヒューゴは顔色一つ変えない
その行動にスタンが
「リオン・・・!やっぱりお前・・・・・!」
と期待をしていた
(やっぱりリオンは俺達の仲間だ!)
と思っていたのだが
その期待は打ち砕かれる
「・・・・・先に行け、ここは僕が食い止める」
そう言うとスタン達に向き直る
「そんな・・・・・リオン・・・」
スタンがそう言うとヒューゴ達はそのまま出口に向かい歩を進めその姿は見えなくなる
「リオン!あんた自分が何してんのかわかってんの!?ヒューゴにいいように利用されてるだけなのよ!?」
とルーティが言い放つ
(人の気持ちを知らずにぬけぬけと・・・・・)
内心そう実の姉に向け毒づく
そう
彼女は自分の姉
自分にとっての肉親
だがその感情を表にださず冷淡に言い放つ
「そう、僕はヒューゴにとって捨て駒・・・、だがそんな事は関係ない」
リオンは続ける
自分に言い聞かせるように
「僕は自分の意思で選んだ、その事に後悔はない・・・」
「リオン・・・・・」
「あんた・・・・・」
「リオンさん・・・・・」
「リオン君・・・・・」
スタン、ルーティ、フィリア、ウッドロウが同時に呟く
「おいシャルティエ!貴様もこのままでいいと思っているのか!?」
ディムロスがシャルティエに言い放つ
「・・・・・・・・」
だがその言葉にシャルティエは沈黙を破らない
こうなることをシャルティエも覚悟をしていた
「覚悟はいいか・・・・・?行くぞスタン!」
「リオン・・・馬鹿野郎・・・・・!」
その言葉にリオンは胸が痛んだ感じがしたが詮索している暇はない
(スタン・・・・・、悪いな)
そう内心で謝罪をしながらシャルティエを構え、スタンに切り掛かった
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