運命の存在を信じるしかない立場だけど。

夜、お風呂上りに携帯電話が鳴った。着信元は自宅。つまり、自宅に電話が入ったけれど入浴中で出られなくって、携帯に転送されてきたのだ。録音されたメッセージを再生する。

「○○ですけど、妻のことについてお知らせしたいことがあります・・・・」

知り合いからの電話。でも、一瞬何を言われているのかわからなかった。自分より年下の人の訃報をこんな形で聞くとは思わなかった。動悸を押さえて、折り返し、電話をかけなおす。意外にも彼はしっかりしていたけど、私の方が言葉に詰まってしまって、交通事故で突然のことだった、ということしか聞けなかった。
ちょうど1年半前、あなたは花嫁だったよね。その隣で幸せを絵に描いたような顔で微笑んでいた彼がなんで、こんな電話をかけないといけないんだろう。

こんな運命なんて信じたくない。くそくらえ。