春もそろそろ足音が聞こえてきたようだ。



今日の気温は比較的暖かく、散歩日和。


だが坂道を上がる足は相変わらず重い日が続いております、キョンです。





最近、古泉が優しい。

非常に優しい。


やきもちを焼く暇もないほど俺にかまってくれる…もとい、まとわりついて来る。



朝は『おはよう』、

仕事終わったら『終わりましたよ、かえりますね』、

帰ったら『ただいま』

寝るときは『おやすみなさい、愛してますよ』。




新婚さんも真っ青なマイホームパパっぷりだな。


新人少女マンガ家もびっくりだっぜ。



谷口曰く、

『恋人が優しくなったら浮気を疑え』


―・・・なんて悲しい奴め。



そんなわけで平和な毎日を送っている。


王子様な彼氏をもった俺は勝ち組。




だがしかし、古泉に直接言う気はない。

なぜか?だと?



恋はドキドキするほうが楽しいに決まってる。



ここら辺は虚雲を見習って、ちょっと駆け引きをしてやろうじゃないか。






そんなわがままなキョン君が好きです、とか言われて。

断じて舞い上がってるわけでは無いということは、ここに書いて強く否定しておく!!!