震災から1年経とうとしています。



3月11日は業界の海外ミッションで国内におりませんので

少し早いですが、本日皆様に御礼申し上げます。





思い返しますと

震災後、三重県の伊勢の地から何が出来るだろうと悩んでいた際に

「現場の声」が届き始め、漁業者の皆さんにとって「道具」以上の

心のよりどころでもある「船」を無くしていることが判ってきました。



伊勢志摩の湊には陸送できそうな船が沢山ある事を思い出し

色々な方に相談しました。

皆さん「やったことはない」「物理的には不可能ではないだろうけど…」という事でしたが

皆が「被災地の役に立つことなら」と『やるだけやってみよう』と前向きに考えていただきました。

中には思いついたのが4月1日だったので エイプリルフールの嘘だと思った人も居たようでした。



思いついて9日後にこちらを出発し11日に大船渡に到着



当時は高速道路もデコボコで運転手さんには随分ご苦労かけたようです。





大船渡からの報告で、漁業者さんが「涙が出るほど嬉しかった」と言っておられたと聞き

間違っていなかったと再確認させていただきました。



その後、皆様方には色んな面でご協力いただき、今までこの『べか』プロジェクトを続けてこられました。

改めて御礼申し上げます。



この『べか』プロジェクト

終わりのないプロジェクトだと思っております。



現在、冬場のため船の発送を休止しておりますが

水が温んで参りましたら、復興者の皆様と密に情報をやりとりしながら

再開したいと準備しております。



これからも皆様のご支援どうぞよろしくお願いいたします。