前回の環境・ケージサイズに引き続きまして…
今回は環境から来るケージレイアウトについて…
ケージレイアウト
飼育する生体に合わせてレイアウトを組む事は当然なのですが、まずは生体がどんな地域に棲んでいるのかという事を知る必要があります。
例題
・ レオパードゲッコー ステップ レイアウト:湿度50~60%前後 土~砂環境 シェルター必須
・ フトアゴヒゲトカゲ 砂漠 レイアウト:湿度40~50%前後 砂環境 ホットスポット・UV必須
・ カメレオン類(平均) 熱帯雨林 レイアウト:湿度60~80%前後 樹上性 UV・通気性必須
・ ホシガメ 亜熱帯 レイアウト:湿度60%前後~ 地上性 UV・ホットスポット必須
こんな感じの事…
当然、ステップと砂漠では気温も違いますし、熱帯雨林では涼しい設定にしなければいけません。
と言っても、温度幅は砂漠性だから高温に強いとか熱帯雨林だから寒さに強いという事ではありません。
どんな生き物にも適温と言うのがありますから…
これを元にどんなケージを作るかと言えば…
例題
・ レオパードゲッコー
床材 : 砂系 (色々床材は使えますが、砂系の利点を踏まえた上での選択の問題です。理由は後で書きます。)
レイアウト素材 : 流木・石・植物など
(床材を砂にする関係で通常の温帯の草よりも多肉葉系・地這い系が向いていると思います。)
・ フトアゴヒゲトカゲ
床材 : 砂系 (理由は後で…)
レイアウト素材 : 流木・石など
(水場は用意しますが、乾燥系なので植物を植えるにしてもエアプランツなどの寄生植物に限られるでしょう。)
・ カメレオン類
樹上性生物は地上に下りる事を嫌う生き物なので背高ケージがメインになり、床材は特に使う事はありません。
コノハカメレオン類を除く中~大型カメレオンではオールメッシュケージが多く使われています。
レイアウト素材 : 流木・植物など
(カメレオンは樹上性の為観葉植物を使う事が多いです。加えて多湿環境の為つる性植物やポトスなどの寄生系観葉植物も使えます。)
・ ホシガメ
床材 : 人工芝など (ケージ飼育限定)
(多くの人がホシガメを湿地状態で飼育するという事をしているという現状がありますが、ホシガメは湿地ではなく多湿環境です。そして、多く使われるバーク系・ピート系はホシガメには不向きです。理由は後ほど…)
レイアウト素材 : シェルター代わりになる物(ケージ飼育限定)
まぁ、こんな所でしょうか…
さて…
床材で目立つ事は有機系床材を指定していないのです。
これは、どんな有機系床材でも起こる事ですが…
ステップ~多湿のように湿度を上げるとある生命体が増えるのです…
それは・・・
チリダニ…
白い0.5~1mm程度のダニです。
アレルギーを持っている人は特に気にする事ですが、人間以外の動物もアレルギーはあるのです。
当然、現状湿地環境でホシガメを飼ってる方も居るのでしょうが…
特にベビーサイズのホシガメなどはこのダニアレルギーによって死んでしまう事があります。
一時期小動物用床材の一部で小動物がアレルギーになり防虫ハーブ入り牧草や防虫処理済みパインチップが増えたのもダニ対処用なのです。
と言う事で、うちではステップ~多湿環境での有機系床材はお勧めしません。
ダニ対策済み床材を使える場合は除きますが…
次に流木です。
実は爬虫類用流木って人工流木以外ってあまり聞きませんよね…?
流木といえば熱帯魚用流木…という方も多いでしょう。
しかし、熱帯魚用と爬虫類用では大きく違うのです。
熱帯魚では対水の為、沈まないと用を果たさないのです。
その為、沈む事を前提にした流木が多く…
沈む流木=特殊流木という事でかなりの高額商品となります。
対して爬虫類用となると乾燥だろうと湿地だろうと特に沈む必要性はなくなります。
なんせ対空気なので空気より軽い流木なんて存在しませんから…
ただ、なぜ爬虫類用流木が存在しないかと言えば…
爬虫類業界がまだそこまで浸透していない為、熱帯魚用のように沈む特殊流木というようなカテゴリーが存在しないので軽い流木=嵐の後の漂着物という所で固定化しているからです。
基本、爬虫類に使う流木は拾って来いって辺りで止まってしまうのかもしれませんね…
まぁ、でも…
使いたいイメージの流木なんて特殊流木と同じように出会いは一期一会なのでレイアウトケージを作るのなら流木の拾える地域で場所さえわかれば保管・販売して欲しい物ですが、その手間を払うだけの流木収集家が居るかどうか…
Exotic Gateではおいらの気に入った流木だけ販売していますが、人のイメージは人それぞれなのでどれが何に使えるなんて言えませんね…w