これから中学受験を考えている方へ 塾なし中学受験をふりかえって

 

 

我が子が中学受験をするとなったのは、小5途中。夢ができて、それに向けてどうすればとなった時に中学受験が必要と子供が感じたことからはじまりました。

 

私自信も小5の冬から中学受験をした経験があります。

 

この時期からの通塾の過酷さというよりも周回遅れであることからのしんどさを身にしみて経験しているから、まずは通塾となりませんでした。

 

ただ、子供が目指す学校には行かせてあげたいという気持ちがありましたので、リスクを覚悟して塾なし中学受験を開始しました。

 

ただ、塾なし中学受験ではじめましたが、必要を感じればいつでも塾や個別指導に行かすつもりではいました。

 

結果として、塾に通わなかった塾なし中学受験と思っています。

 

Z会の中学受験コースの受講も考えましたが、熟慮の結果見送りました。

 

行き詰まったりした時のために、スタサプを補助として導入しました。

 

 

★始めた時期の影響が大きい

おそらく、小学4年もしくは5年入るまでであれば通塾の選択をしていた可能性がありますが、今回の中学受験はとにかく本番まで時間がありません。

 

最短ルートで学習する必要がありました。

 

私の考えですが、大雑把にわけて下のようなステージで分類しました

 

・ステージ1 中学受験問題を解くための基礎知識

・ステージ2 中学受験問題の定石の習得

・ステージ3 志望校の類題をとくための知識習得

・ステージ4 志望校の類題演習

 

まず親がやるべき最初の作業としては、ステージ4のためにどうすれば良いかの計画をたてなければなりません。

 

そこから、それぞれのステージに使う教材をセレクトしていきます。

 

子どもの力と教材が合っていないと足踏みすることになるので、その時々の教材のセレクトが最も重要になってきます。

 

教材選びで、一番大切にしたポイントは、「子供自身で、解説を読んで理解できるレベルの教材か」

 

フルタイム共働きでしたので、四六時中横につけません。

 

子供が、解説を読んで理解できなければ、その時点で行き詰まります。

 

ステージが最初のうちは、問題集の形式は、解説メインの問題集をセレクトしました。

 

問題集選びのもう一つのポイントは、1冊で完結さそうとしないこと。

 

問題集ごとにテーマが重要です。

 

例えば、図形の基礎なのか、図形のあるある問題が多いのか、テクニックを習得したいのか。

 

問題集を渡すときには、この1冊で習得すべきことが何かを説明して理解させたうえで渡していました。

 

一番して欲しくなかった勉強は、ただ漫然とやる勉強。

 

問題集をやるときは、必ずテーマをもってやることをしていました。

 

テーマを絞ると、薄い問題集が多くなりました。

 

1冊やり切ると達成感もあるので、モチベーションの維持に良かったと思います。

 

 

 

★立ち位置の把握

 

中学受験大切なことの一つとして立ち位置の把握があります。

 

志望校との距離、志望校の出題傾向の問題が解けているかの確認は大切です。

 

駸々堂五木模試と、大手塾の模試を活用しました。

 

大手塾との関わりは、この時にできました。

 

 

★モチベーションの維持

 

モチベーションの維持は、オープンキャンパスが最も効果が大きかったように思います。

 

志望していない学校もいくつも行きました。

 

そうすることで、志望校の良いところ、不満なところも見えてきます。

 

分かる範囲で納得して入学できることが一番なので、色々と見てまわるのは個人的にはおすすめです。

 

 

★勉強時間

受験勉強をはじめてからは、使える時間は受験勉強に費やしました。

 

周回遅れをとりかえすには、兎に角やるしかありません。

 

通塾しなかった理由のひとつに、通塾の移動時間がありました。

 

前後1時間は、どうしても移動に時間が潰れます。

 

その時間を勉強時間にあてた方が効率が良いと判断しました。

 

集中力維持のため、ポモドーロ・テクニックを取り入れ25分勉強、5分休憩の30分を1セットとしました。

 

勉強したセット数は、積み上げた時間を把握するのに記録することで、モチベーション維持につながったと思います。

 

必ず一日の最後に、明日は何セットが目標か、それが達成できたか、達成できないときは何が原因だったかを話し合うようにしていました。

 

平日は6セット、休日は16セットが基本的目標として設定していました。

 

何に何セット使うか、取り組み時間も管理しやすいのもメリットです。

 

 

★たまに息抜き

時折、息抜きに博物館に行っていました。

 

理科、社会のイメージがつかみやすくなるので、息抜きと体験学習といった感じでしょうか。

 

読書好きをとおりこして、活字中毒な子供なので、息抜きの本を論説文タイプの本に6年夏あたりから切り替えました。

 

それが功を奏したか、長文の読む時間が足りないということはありませんでした。

 

おすすめ書籍は、ニーズがあれば別のブログで紹介したいと思います。ぜひコメントにご意見下さい。

 

 

 

★子供を信頼する、褒める

 

ここまで色々と書いてきましたが、一番大切にしていたのは子供を信頼すること。

 

サボらないかとか、やらないんじゃないかと心配してしまうのが親です。

 

ただ、中学受験は、子供がやらないとどうにもなりません。

 

子供は、サボりたくてサボるわけではありません。サボっちゃうものなのです。

 

そこで怒ると反発が生まれます。応戦しても百害あって一利なし。

 

やらないと子供も受からないことはわかっています。なので、信頼していることを口に出して伝えまくりました。子供からするとくどかったかもしれませんが・・・

 

そして、できたことが増えた時、目標が達成できた時は褒めまくりました。

 

サボりたい気持ちの時に、勉強に向かった時は最上級の褒め方をしました。

 

大人からすると1年少しは短期決戦ですが、子供からするとそれでも長い戦いです。

 

途中サボりたくもなります。子供ですから。

 

そんな時に、机にむかえたことは値千金の結果です。偏差値が上がるよりも価値のある瞬間と考えています。

 

何かをしてほしければ、褒めてからをモットーに褒めまくった中学受験期でした。

 

 

★最後に

まだまだ、書くことはありますが、ざっと振り返ってみました。

 

この記事が参考になる家庭があれば幸いです。

 

反省点もある中学受験でしたが、やれることはやった中学受験でもあります。

 

子供と話し合うことが多い中学受験だったと思います。子供の人生ですから、子供の幸せと思う道をすすんで欲しい、そのサポートをするしか親はできません。

 

中高どこに行っても、どう過ごすかで大きく変わってきます。

 

中が受験で全てが決まるわけではないので、なんとかなるかと割り切ることも大事かもしれません。