3月に入りましたので、2月の振り返りです。
2月は各ステージの卒業を決めたメンバーは、、、0名!(>_<)
とても残念な結果となってしまいました。
ですが、調子を落とし、伸び悩んでいるメンバーばかりなのかというと全くそんなことはありません。
むしろ、調子が上がって来たメンバーがわらわらと(?)出ています。
実際、1月以上の点数を記録したメンバーが7割以上にのぼりました。
しかも、その3割以上が10点以上の大幅アップを成し遂げています。
これは3月に期待が持てそうです!
そして、そのような中、2月最終日に快挙を達成したメンバーが現れました。
R.Iさん(小2)がS1 CUPで140点満点を取ることに成功しました!
※S1 CUPの詳細はこちら。
R.Iさんのそろばん経験1年2ヶ月。
もの凄い上達スピードです。
ですが、ここまで順風満帆で伸び続けたかというとそんなことはありません。
上図はR.IさんのS1 CUPの点数と受講コマ数の推移です。
昨年1月に入会して、翌月にはS1 CUPデビュー(こちら)し、4月までは驚異的に伸びました。(こちら)
その後勢いは落ちましたが、それでも夏過ぎまでは伸びていました。(こちら)
ですが、そこからは完全にトンネルに入ってしまいました。
それが今年に入って復調し、2月にようやく半年間におよぶトンネルを脱出するに至ったのです。
R.Iさんがトンネルに入ってしまった原因は?
上図からも明らかな通り、練習量の減少です。
レベルが上がり次のステージへ進むためのパワーがより必要になる時に練習量を減らしたことで、バランスを崩してしまったのだと思います。
では逆に、トンネルを抜け出した要因は?
1つ目はかけ算・わり算で気分転換を図ったことです。
伸び悩んでいた昨年11月に中途半端な状態で止まっていたかけ算の練習を再開し、12月には既に74×39=のような暗算が普通にできるようになりました。
わり算は昨年12月に練習を始めて、1月には2,886÷74=のような暗算が普通にできるようになりました。
簡単なかけ算・わり算でグングン伸びることで、やる気や自信の維持・回復を図ることができたのだと思います。
過去記事:かけ算に取り組むに当たって
2つ目は自宅練習を頑張ったことです。
特に今年に入ってから、授業に来る度にわり算の力が前回よりも明らかにレベルアップしていることが続きました。
「かなり練習してきたでしょう?」と聞くと、「うん。」とハッキリ答えてくれていました。
やはり、壁を超えるには練習する以外にないのです。
そんな様子に力が戻っているはずと本人に伝えていたのですが、加減算(S1 CUP)については腰が引けたままでした。
それが2月下旬になってようやく正面から取り組んでくれるようになると、一気に壁を突き破りました。
しかも、R.Iさんにとって2月のラスト1回という土壇場での快挙達成というオマケ付きでした。
この勢いで3月は2ヶ月連続満点によるS1 CUP卒業を成し遂げてほしいと思います!
グングン伸びることはもちろん素晴らしいことです。
ですが、苦しんだ壁を乗り越えたという経験はそれに勝るとも劣らない価値があり、何よりも一番うれしい出来事だと思います。
是非、この経験を今後に活かしてもらいたいと思います。
過去記事:面白い物語に必要なものは?~ピンチを楽しむ方法~