当教室の授業は時間計測による練習中心です。
授業開始直後から「5分間、用意、始め!」の合図でスタートします。
そして、採点、結果確認、間違い直しと次の計測準備まで含め、1セット約9分で行います。
これまでは1コマの中でそれを最大5セット行っていました。
時間計測を5セットやるか自分のペースでやる時間を増やしてセット数を減らすかは各自に任せていました。
過去記事:練習メニューを自分で(も)考えよう!
ですが、先日よりこれを最大4セットに減らすことにしました。
理由は色々ありますが、大きく2つ。
理由1) 集中力がもたないから
時間計測中心としている理由はその方が集中してたくさんの問題に取り組めるからです。
昨日の記事で言えば矢印の長さを長くできるからです。
しかし、5セット集中して取り組めていたのは残念ながら一部のメンバーだけでした。
多くのメンバーが4セットくらいで息切れ。
中には2,3セットでお腹一杯になってしまうメンバーもいました。
理由2) 間違い直しをしないから
5セット集中して取り組めているメンバーも大きく2つに分かれました。
それは間違い直しをする/しないです。
そして、間違い直しをしないメンバーの大半は間違いの多いメンバーでした。
昨日の記事で言えば長い矢印にも関わらず、その向きが大きくずれてしまっている状態でした。
ルールを変えなくても、その時々にアドバイスすることでもっと解決できると考えていました。
ですが、残念ながらアドバイスだけでは中々届かない。。。(^^;
過去記事:アドバイスを聞いてくれるのはどのくらい?
ということでルールを変えることにしました。
1コマ最大4セットと回数を減らしたことで集中力が持ちやすくなりました。
そして、最大セット数を減らしたことで各セットに2分の猶予が生まれました。
この2分を間違い直しに当ててもらいたいと思います。
そして、この2分で間違い直しが終わるくらいに正解率をあげてもらいたいと思います。
例えば、正解率が90%あれば間違い直しは2分で十分終わります。
正解率90%というのは問題の難易度が上がったばかりであれば当然難しい数字です。
しかし、そうでなければ常にクリアを意識してほしい数字でもあります。
過去記事:間違いが多いってどのくらい?~そろばんのあたりまえ体操~
もし、いつも正解率が90%を割ってしまうのであれば、時間計測をせずに弾き方やフォームをチェックするのがお勧めです。
間違い直しをしない理由は本人の意識によるところが大きいので、時間が増えてもやらないメンバーはやらない可能性も高いです。
ですが、時間が足りなくて間違い直しができなかったというメンバーもいるはず。
そういったメンバーが間違い直しに取り組むことで、教室全体として間違い直しをするのが当たり前という空気を作っていきたいと考えています。
それでも改善がみられなかったら、、、更なるルール変更を検討しています(^^;
ひとまず今回のルール変更により各コマで意識してほしい目標の1つが明確となりました。
それは、4セット全て時間計測し、回答した問題はそのコマの中で全て正解させるという目標です。
いつもこれを意識して頑張ってもらいたいと思います。
そうすれば矢印はゴールに向かってグンと伸びます。
最短距離を突っ走ってほしいと思います!
合言葉は、「その日の間違い、その日のうちに」です♪
※この授業ルールは一定レベルに達したメンバー向けであり、弾き方を習得中のメンバーは別メニューとなります。