ここ3回、間違い直しをテーマに記事を書いてきましたが今回が最終回です。
当初1回だけのつもりが随分長くなりました。。。
今回のお題は間違い直しの際に意識してもらいたいポイントの二つ目です。
間違い直しを行う目的は悪い癖を見つけ取り除くことです。
間違えた問題をもう一度解く中で間違えた原因を探り、その原因が悪い癖によるものか否かを見極めます。
しかし、ここで意識して欲しいポイントがあります。
それは、悪い癖が特定の状況化のみでしか発動しない可能性があるということです。
具体例1
ゆっくり間違えないように弾いた時は悪い癖が出ないが、
時間計測時のように全速力で弾いた時にだけ悪い癖が出てしまう。
具体例2
5+8= という問題であれば悪い癖が出ないが、
356+182= という問題だと5+8のところで悪い癖が出てしまう。
つまり何が言いたいかというと、
間違い直しを行うときに間違えないように意識して弾いた1回だけで満足しない
ということです。
悪い癖がないことを確認するためには、全力で弾いても間違えないことを確認する必要があります。
また、悪い癖を見つけた時はその限定的な箇所のみを練習するのでは足りません。
その1問全部を特別意識することなく全速力で弾いても何度でも正解できるようになるまで繰り返し練習することが必要です。
このように間違い直しは大変な作業なのです。
特に悪い癖がついてしまうと、それを取り除くには大変な労力を必要とします。
ただでさえ後ろ向きに感じる間違い直し。
いくら大切だとは言え、やりたくないという気持ちも理解できます。
だとしたら、どうするか?
間違い直しの必要をなくせばいいのです!
つまり、間違わなくなればいいのです!
全問正解するのが当たり前、間違うことは滅多にない。
そういう状態になれば、間違い直しの必要性はグッと減ります。
必要な時でも数が少ないので、間違い直しはあっという間に終わります。
間違い直しをやりたくない!というメンバーは特に、
間違い直しが必要なくなるくらい間違えないようになってください!
★間違い直しシリーズ★
保護者会フォローアップ/間違いが多い場合への対応
保護者会フォローアップ/間違い直しを任意にしている理由
保護者会フォローアップ/間違い直しのポイント1
保護者会フォローアップ/間違い直しのポイント2