そろばんに興味を持たれた方からのお問合せが増えています。ありがたいことです。
ただ、こちらからの返信が届かないケースも、相変わらず発生しています。
ホームページのトップ画面にも注意喚起を掲載しましたが、
お問合せ頂いたのに返信が来ないという方は、メールフィルターの設定をご確認の上、再度ご連絡をお願いいたします。
※メールアドレスおよび電話番号の記載間違いにもご注意ください。
さて、そろばんに興味を持った方への注意喚起として、もう一つ。
フラッシュ暗算に対する誤解があります。
フラッシュ暗算に関しては、そのメリットなども含め私の考えを過去にもたくさん書いています。(こちら)
簡単に結論を言えば、
・フラッシュ暗算はそろばん式暗算を習得する上での練習メニューの一つであるが、必須のものではない。
・そろばん式暗算ができるようになれば、フラッシュ暗算も自然とできる様になる。
・フラッシュ暗算は、パソコンやスマホ、タブレット等で無料アプリも存在するので、自宅でも出来る。
というものです。
そろばん式暗算を習得する上で、教室にフラッシュ暗算が導入されていることが必須だと誤解されている方向けに書いていました。
ただ、最近の問合せの中で、
そろばん式暗算の習得とは全く別ものとして、とにかくフラッシュ暗算が出来る様になりたい。
という考えの方もいるようだと感じましたので、この点について誤解を解いておきたいと思います。
結論からいいますと、
「フラッシュ暗算はそろばん式暗算が出来なければ出来ません」
フラッシュ暗算は、例えるならスポーツタイプの自転車の様なものです。
自転車が普通に乗れるようになれば、基本的には問題なく乗れると思います。
しかし、自転車に乗れない人がスポーツタイプの自転車でいきなり練習するのは無理があります。
フラッシュ暗算も同様です。
フラッシュ暗算が出来る様になるには、そろばんの習得、そろばん式暗算の習得と段階を踏んでいく必要があるのです。
無論、とても簡単な問題(1桁の遅い問題など)であれば、そろばん式暗算が出来なくとも出来ると思います。
しかし、例えば3桁の速い問題などについては、そろばん式暗算が出来ない人には手が出ないはずです。
そろばん式暗算が出来なくても出来る人がいれば、それはほんの一握りの天才です。
そろばん式暗算が出来る人だって特別な才能がある人なのではないかと思われますか?
もちろん練習は必要です。
しかし、そろばん式暗算の習得に特別な才能なんていりません。
過去記事「そろばん式暗算に記憶力は必要ありません」
そろばん式暗算は、努力すれば多くの人が身に付けることができる技能なのです。