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http://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AT1D2207V%2022052009
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太陽光発電の大量導入に備え、電力10社は太陽光発電が送電網に
与える影響を調べる全国規模の実証実験に乗り出す。2030年までに
現在の40倍の太陽光発電導入を目指す政府目標を達成するには、
送電網の技術革新が必要とされる。天候変化による太陽光発電の
出力変動、送電網への負荷などを検証し、再生可能エネルギーと
共存可能な電力系統の開発につなげる。
実証実験は3年間で総額14億円。国が半額を補助する。各電力会社
の営業所などに設置した太陽光発電施設111カ所(出力合計1500キロ
ワット)をつないで出力を1秒単位で計測。システム全体の出力がどう
変動するかを調査する。
太陽光発電は天候によって出力が変動し、電力品質に影響すると
される。しかし、日本全体の太陽光発電設備を合計すれば変動は
相対的に小さく、電力品質への影響も限定的になる「平滑化効果」
がある。全国規模の実験によってこの平滑化効果を調べ、蓄電池
容量がどの程度必要になるのか、太陽光発電の変動を補完する
電源がどの程度必要かなどを評価する。
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