第2回Soriyaオリンピック対談:なでしこジャパンとカンボジア女子サッカー | SORIYA BLOG

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2012年カンボジア・プノンペンにて設立。子どもから、大人まで楽しく真剣に取り組めるサッカー・フットサルアカデミーを運営している。
その他、プノンペンを拠点にカンボジア国内の地方や東南アジアの周辺国でのサッカー普及活動やイベント等も企画、運営を行っている。

こんにちは。


男子サッカー日本代表は先日マリ戦に勝利


し、第3戦を迎える前にグループリーグ突破


が決定しましたね。おめでとうございます‼️


勢いそのままにノックアウトステージも勝ち


進んでいってほしいです。


そして!!


なでしこジャパンも現在グループステージが


行われています。前回に続き、今回は女子


サッカーについてタイコーチと対談をしてき


ました。ぜひご覧ください😉





タイコーチ:(以下、Tに省略)

さぁ!第2回オリンピック対談やって参りました!カホコーチは女子サッカープレイヤーとしてなでしこジャパンに注目していると思うのですが、まずは今回の選出されたメンバーに対してどのような印象がありますか。


カホコーチ:(以下、Kに省略)

キャプテンの熊谷選手など以前から代表に定着している選手が選出される中、10代のフレッシュなメンバーも2人加わりました。チームにとっては刺激になると思いますし、どのようなサッカーを見せてくれるかが楽しみです。


T:

なるほど。ベテランと若手選手が融合していてダイバーシティのあるメンバーなんですね!

そんななでしこジャパンが迎えた初戦。スペインに1-2で負けてしまいました。この試合をどのように受け止めましたか。


K:

日本は先制したものの、守備にまわる時間帯が多く、ほとんどの時間ボールを持たせてもらえなかった印象です。実は、昨夏行われたワールドカップではスペインは日本に0-4で敗れているんです。その分今回の日本戦に向けて準備していたと思いますし、結果的にリベンジを果たした形となりました。


T:

初戦には敗れてしまいましたが、中2日で迎えた第2戦ブラジル戦は劇的逆転勝利でしたね!後半アディショナルタイムに2ゴール。サッカーは本当に何が起こるか分かりません。


K:

試合を振り返ると、後半相手に先制されてしまいますが、最後の最後まで選手たちは勝利を諦めていませんでした。谷川選手のスーパーゴールも、彼女が相手キーパーの前がかりなポジションを見逃さなかったから生まれたゴールですよね。





Photo credit:日本サッカー協会公式Instagramより


T:

あれはゴラッソでした!

カホコーチから見て、初戦のスペイン戦と比べてチームとして成長を感じる部分はありましたか。


K:

スペインやブラジルの選手に比べ、日本はフィジカル面で劣る部分があると思うのですが、ブラジル戦では相手のペースに飲まれることなく粘り強い守備ができていたと思います。またゴールには繋がらなかったものの、バイタルエリアに侵入してチャンスメイクする場面が増えていたと思います。


T:

はい。次に繋がるゲーム内容だったと思いますし、とにかくとても大きな勝利でしたね。




そして、日本は7/31日本時間24:00にグルー


プステージ第3戦であるナイジェリア戦を迎


えます。日本は引き分け以上で準々決勝進出


が確実という状況。果たしてどんな試合にな


るのでしょうか。



K:

ナイジェリアは現在2敗を喫していますが、日本はここで気を抜いてはいけないですね。アフリカの選手特有の身体能力を活かしたプレーや縦へのスピードの速さを持っているチームだと思うので、落ち着いて対応してほしいです。


T:

そうですね。先日行われたスペイン対ナイジェリアの試合は1-0でスペインが勝利したものの、なかなか簡単には勝たせてもらえないチームという印象です。ただ、日本はブラジル戦を勝利し勢いに乗っていると思うので、ぜひ勝ってステージ突破を決めてほしいですね。


K:

話は変わりますが、カンボジアでは女子サッカー選手が日本に比べて少ないですし、選手の活動する環境もまだ発展途上で整っていない印象があります。カンボジアでの活動が長いタイコーチから見てどのように感じますか。


T:

2012年から10年以上サッカー活動をしていますが、女子のプロリーグはまだ存在していないですし、サッカー協会が主催でリーグや大会を実施することもありますが、年に数回程度です。女子の普及活動はここ数年で始まったところで、カンボジアではまだ"サッカーは男子のするスポーツ"というイメージがあるように感じます。


K:

なるほど。日本では2011年のなでしこワールドカップ優勝をきっかけに全国に女子サッカーチームが一気に増えました。私は当時高校1年生で女子サッカー部に所属していましたがその時の変化を鮮明に覚えています。

カンボジアでも道のりは長いかもしれませんが、女子サッカーが一般的になる未来が来ると思うと楽しみですね。


T:

そういえば、先日カンボジアの女子サッカーチームNagaworld FCに所属する選手をラオスのYoung Elephants F.C.がローンで獲得したという面白いニュースを見たよ。





Photo credit:Nagaworld FC公式Facebookより


K:

それは興味深いですね。カンボジア国内だけでなく、東南アジア地域全体で女子サッカーがもっと普及し、共にレベルアップしていけたらいいですね。

タイコーチ今回もありがとうございました。


T:

ありがとうございました。



カンボジア女子サッカーはまだまだ環境が


整っていないのが現状ですが、オリンピック


でのなでしこの活躍は少なからず刺激となり


プラスの影響を与えてくれるでしょう。


いよいよ目前に迫ったナイジェリア戦、皆で


なでしこを応援しましょう!


がんばれ!なでしこジャパン🙌