Affinity 「Affinity」
1970年に発表されたジャズ・ロック・グループのアフィニティーの
未発表曲集などを除けば唯一の作品。
今はレコード文化が復活してきているので若い方でも話が通じるかもしれませんが
その昔、ミュージシャンの名前を基に買う以外にジャケ買いやらレーベル買い
なるものがありました。
現在の様にインターネットで簡単に調べることが出来なかった時代は
知らないアーティストのアルバムを買うのに雑誌やFMラジオ以外では
ジャケットや配給レーベルも重要な情報源だったのです。
そうすると、なんだか似た様なデザインに出会います。
その中で、個人的に特に好きだったのがキーフ制作のジャケットでした。
そして、一番最初に思い付くのがアフィニティーのアルバムなのです。
リンダ・ホイルの陰のあるヴォーカルやリントン・ネイフのオルガンが
印象的な作品で女性ヴォーカルものとしてもオルガン・ロックとしても
ジャズ・ロックとしても秀逸な内容です。
キーフは、わざと粗い画質にしたり減色させたりした写真をシュールな構図で
使う手法が得意だったので、個性的な70年代前半の英国ロックとの相性は
とても良いものでした。
ただ、デヴィッド・ボウイやロッド・スチュワートなど一部の作品は
米盤発売の際にジャケットを売りやすいように差し替えられてもいます。
このアルバムのデザインにピンときたら、キーフ制作のジャケットは
ほぼすべてが趣味に合うのではないかと思います。
I Am And So Are You
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Night Flight
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All Along The Watchtower
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